1月22日、通常国会が召集され、安倍総理の施政方針演説が行われました。45分間の演説だったのですが、私自身、嬉しさと改めて覚悟を決める想いで、拳を握りしめた瞬間が2回ありました。 (首相官邸ホームページより) 1つは、「通信と放送が融合する中で、国民の共有財産である電波の有効利用に向けて、大胆な改革を進めてまいります」という一文です。電波制度の改革は昨年、自民党の行政改革推進本部と政府の規制改革推進会議がそれぞれ提言を行い、本格的に動き出したことはすでに書きましたが、電波改革について個別具体的に総理の施政方針演説で言及されることは歴代の内閣でも異例のことで、総理の強い意欲を感じます。 もう1つは、水産改革です。同じ一次産業でも農業に比べ、水産業の改革は手付かずでしたが、これも施政方針演説に盛り込まれたこと自体が異例のことでした。それがどういう中身で、この国の水産業改革はどう進めるべきなのか