タグ

2020年8月11日のブックマーク (3件)

  • 死者の声を運ぶ小舟 (Published 2020)

    広島の原爆の日は8月6日。長崎は8月9日。そして終戦の日が8月15日。日にとって8月は、死者を思う季節である。 当なら今年、75年めの原爆の日を、私たちは東京オリンピックの期間中に迎えるはずだった。しかし、新型コロナウイルスの蔓延によりオリンピックは延期され、思いがけない静けさの中で人々は、死者のために黙祷を捧げることになった。 1964年の東京オリンピック大会で聖火の最終ランナーを務めたのは、19歳の、無名の陸上選手だった。その青年は、原爆投下の当日、広島で生を受けていた。真っ白いランニングシャツと短パンを身に着け、聖火台に続く長い階段を駆け上がる彼の姿は、実に清潔で、均整がとれ、全身に若々しさが満ちあふれていた。この映像を目にするたび、敗戦からわずか19年で、世界中の人々が集まるスポーツの祭典が日で催された、という現実に驚かされる。人類が経験したことのない徹底的な破壊の中から誕生

    死者の声を運ぶ小舟 (Published 2020)
    kj-54
    kj-54 2020/08/11
    “二度と繰り返してはならない重大な過ちを犯した時、人類は繰り返し、記憶の継承という問題に立ち向かってきた。数々の戦争、ホロコースト、チェルノブイリ、フクシマ……。もちろんヒロシマ・ナガサキも”
  • 理科のテストで小学3年生がガリレオと同じ仕打ちを受けた深刻な理由(伊与原 新)

    プレートテクトニクスを拒んだ科学者たち 一般にはほとんど知られていないが、実は日でも似たようなことが起きていた。生物学の分野ではなく、地球科学――「プレートテクトニクス」の受容においてである。 中央海嶺で生まれたプレートが、沈み込み帯で大陸地殻の下にもぐり込み、それが地震や火山活動を引き起こす。大きな地震が起きるとそんなイラストがニュースに頻繁に登場するので、よくご存じだろう。日列島を形成した造山運動も、突きつめればプレートの沈み込みによるものだ。 プレートテクトニクス理論が欧米で生まれ、ひととおりの完成をみたのは、1960年代。それほど昔のことではない。当然日にも研究の進展がその都度紹介され、地球物理学(地震、重力、地磁気など)の研究者たちはすぐさまその流れにのった。 プレートの運動が大陸を動かし、造山活動や地震活動の原因になるというプレートテクトニクス理論。地震災害の解説などでも

    理科のテストで小学3年生がガリレオと同じ仕打ちを受けた深刻な理由(伊与原 新)
    kj-54
    kj-54 2020/08/11
    イデオロギーで「プレートテクトニスク」が否定されていたらしい。
  • 新型コロナウイルス感染症について

    今までコロナウイルスについて考えをまとめるために記す。匿名ダイアリーを用いるのは、所属する組織に何らかの影響を与えることを懸念して(別に過激な思想ではないと思うけれども)。 中堅小児科医。専門医取得済み。いわゆる第一波の時は院内に小児患者はいなかった。東京でも都立総合に3,4人程度、いずれも家庭内の感染だったそうだ。成人の救急の先生が重症患者にECMOを回し忙しそうにしているのを横目に眺め、ガラガラの外来・病棟で暇を持て余していた。全国のPICUのネットワークでも、重症患者はおらず、基礎疾患のある児が関西地方で入院しているのみと聞いた。山梨大学の乳児のCPAの例ではコロナウイルスPCR検査が陽性とのことだったが、続報がなく、個人的には偽陽性であったのではないかと考えている。事前確率が低ければ、検査陽性でも陽性適中率が低くなるからだ。 第二波では、小児の患者も何人か。いずれも症状はほとんどな

    新型コロナウイルス感染症について
    kj-54
    kj-54 2020/08/11
    “成人を守るために、子供の権利を侵害していないか”“適切な免疫を獲得する機会を奪っていないのか”“議論が恐怖でなく、根拠に基づいて行われているのか”