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ブックマーク / gendai.media (63)

  • 「神宮外苑再開発」問題が、都知事選の争点どころか実は都民が口出しすべき事案ですらないと言えるシンプルな理由(朝香 豊) @gendai_biz

    そもそも事業主体は東京都ではない 東京都知事選挙で、立憲民主党共産党などが推す蓮舫は、神宮外苑の再開発の問題を争点化しようとしている。一方、現職の小池百合子は、現在この計画が一時的に止まっていることをもって、都知事選の争点にはなりえないとの立場を表明している。 しかし、仮に計画が滞りなく進んでいるとしても、そもそもこの問題が選挙の争点になるような類の話ではないということを、ぜひ理解してもらいたいと思う。 まず、この再開発事業の事業主体は、東京都ではない。宗教法人明治神宮、独立行政法人日スポーツ振興センター、伊藤忠商事株式会社、三井不動産株式会社の4者である。そしてこの4者の中心に位置するのは、地主である宗教法人明治神宮だ。 明治神宮は内苑に広大な森を保有し、この内苑の森の手入れなどに外苑での収益を活用してきた。つまり、神宮球場などの既存施設から得られる収益を、内苑の森の維持・管理などの

    「神宮外苑再開発」問題が、都知事選の争点どころか実は都民が口出しすべき事案ですらないと言えるシンプルな理由(朝香 豊) @gendai_biz
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    kj-54 2024/06/26
    “この大掛かりな整備計画には、東京都や国のお金は全く入っていない“
  • 爆弾に背を向けて、私たちは文化の巣穴を掘る。戦時下で交わされるロシア語圏の匿名の会話(奈倉 有里)

    「もう1年半以上、新聞のどこかに必ず「ロシア」や「ウクライナ」の文字がある状況が続いている。けれども国名を主語にした文章は、いちばん重要な問題から読者を遠ざけるばかりだ。」 ロシア文学者の奈倉有里さんによるエッセイ連載「文化の脱走兵」第13回「巣穴の会話」(『群像』2023年11月号掲載)を特別にお届けします。 (※ウェブ転載にあたり、一部表記をあらためています。) ロシアウクライナの人の「生の声」? いまのロシアウクライナの人の生の声を紹介してほしい、という依頼をテレビや新聞から受けることがある。しかし番組の主旨を聞いていると戸惑うことのほうが多く、たいていは辞退してしまう。 確かに私は現地の友人となるべく連絡をとっている。でも、それはただ少しでも彼らを孤独にさせたくないからであって、なにかを聞きだすためではない。戦争が起きている国の友人たちに、取材を前提に「いまの気持ちを聞かせてほ

    爆弾に背を向けて、私たちは文化の巣穴を掘る。戦時下で交わされるロシア語圏の匿名の会話(奈倉 有里)
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    kj-54 2023/11/16
  • 【追悼文・村松友視】プロレスラー国会議員・アントニオ猪木とは何だったか(村松 友視) @gendai_biz

    40年にわたってアントニオ猪木との親交を続けてきた作家・村松友視氏による追悼文の後篇を、前篇に引き続いてお届けする。1988年、参院選出馬を発表した猪木に、村松氏はプロレスの味方気分で反発し、落ち込んだのだが、その顛末やいかに? 一緒に出た政見放送 当時の私にとってのイノキは、もはや『私、プロレスの味方です』を書いた当時のファンとしての感触をはるかに超える存在になっていた。これは、刻々のイノキ流プロレスの変遷や、プロレスというジャンルを超えた夢への眼差しと行動力を、直接のつき合いの中で感得しつづけたあげくの私の中でのイノキ像の変貌だった。したがって、そのアントニオ猪木が、国会議員などという陳腐な額縁におさまってしまうのか……それがイノキの参院選出馬に対して反射的に湧いた感情だった。 私は、力道山があのような「事件」に遭遇することなく生きのびたなら、事業家→政治家へ……という流れに沿って政治

    【追悼文・村松友視】プロレスラー国会議員・アントニオ猪木とは何だったか(村松 友視) @gendai_biz
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    kj-54 2022/10/27
    私は「イノキさん、馬鹿のひとり旅……いいタイトルじゃないですか」と呟いていた。
  • 藤原帰一氏の警告「正しい戦争」は世界大戦になるのか(藤原 帰一) @gendai_biz

    ウクライナが戦っている戦争は、「正しい」。私たちは彼らを助けるべきだろう。だが、どこに線引きをして支援すればいいのか。プーチン大統領によって、世界は再び「戦争の時代」に突入しようとしている。著書『「正しい戦争」は当にあるのか』が約20年ぶりに復刊された、藤原帰一・東京大学客員教授が警告する。 ロシアが核を使うとき ロシアウクライナ戦争は、「出口の見えない戦争」になりつつあります。核兵器を持っている大国の政治体制が崩壊するまで続く戦争なんて、私たちはこれまで見たことがなかった。 プーチン大統領にとって、この戦争に負けることは政権崩壊の危機につながります。ということは、プーチン体制が続く限り、戦争をやめることができない。しかし、NATO(北大西洋条約機構)の手厚い支援を受けて戦うウクライナに対して、ロシアが勝利をおさめることは難しい。 今後、ロシアが巻き返せるとしたら、土が攻撃され、ロ

    藤原帰一氏の警告「正しい戦争」は世界大戦になるのか(藤原 帰一) @gendai_biz
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    kj-54 2022/06/13
  • TBS報道特集「原発事故と甲状腺がん」炎上問題、偏向報道の代償はどこに降りかかるのか(林 智裕) @gendai_biz

    TBS報道特集「原発事故と甲状腺がん」炎上問題、偏向報道の代償はどこに降りかかるのか 報道のリテラシーが問われている 放送終了直後から批判が殺到 TBS報道特集の炎上が止まらない──。 5月21日(土)に「原発事故と甲状腺がん」のタイトルで放送された約20分間の短い番組には、放送終了直後から多くの批判が殺到した。 5月21日放送の特集『原発事故と甲状腺がん』がTVerにアップされました。見逃した方、もう一度ご覧になりたい方は、こちらで無料配信中です。配信期間は5月29日まで。「お気に入り」登録もお願いします。#報道特集 #原発事故 #甲状腺がん https://t.co/Gu5FvjNcuH — 報道特集(JNN / TBSテレビ) (@tbs_houtoku) May 22, 2022 ツイッターの「報道特集」での検索結果はもとより、番組の放送や見逃し配信を宣伝する報道特集の公式ツイッタ

    TBS報道特集「原発事故と甲状腺がん」炎上問題、偏向報道の代償はどこに降りかかるのか(林 智裕) @gendai_biz
  • 51年間地下に潜行「中核派」84歳最高幹部が初告白「新左翼運動とは何だったか」(田原 総一朗) @gendai_biz

    かつて革マル派と壮絶な内ゲバを繰り広げ、「暴力革命」を掲げてゲリラ活動を行ってきた新左翼党派・中核派。そのトップ・清水丈夫氏(84歳)が、前進社(中核派部)で田原総一朗の取材に応じた。この年齢になった革命家は、いまの日社会と戦後の左翼運動をどう総括するのか。 中核派議長 清水 丈夫 1937年、神奈川県生まれ。高校生時代に革命運動を志し、東京大学在学中に日共産党に入党。58年に離党し、共産主義者同盟に参加。59-60年、全学連書記長として安保闘争を指導する。61年、革共同(革命的共産主義者同盟全国委員会=通称・中核派)に参加。97年、中核派議長に就任。69年4月より非公然活動に入る。2020年9月、実に51年ぶりに公然集会に姿を見せて人々を驚かせた。著書『清水丈夫選集』(全10巻予定)など。 51年ぶりに地下潜伏活動をやめた理由 田原 60年安保闘争の当時、僕は岩波映画の社員でしたが

    51年間地下に潜行「中核派」84歳最高幹部が初告白「新左翼運動とは何だったか」(田原 総一朗) @gendai_biz
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    kj-54 2022/04/10
  • 水道橋博士が命がけで「芸能界」を取材し、書き続ける理由(水道橋博士,田崎健太) @gendai_biz

    10万部を突破した前作『藝人春秋』から5年。芸能界に潜入したスパイ・水道橋博士が、橋下徹からタモリまで…芸能界の「怪人奇人」を濃厚に描く新たなノンフィクション作品。それが『藝人春秋2』(上・下)だ。 徹底的な取材と緻密な構成で綴られた書の発売を記念して、ノンフィクション作家で、芸能プロダクション「バーニング」周防郁雄社長へのインタビューをはじめ、精力的に芸能界について取材している田崎健太氏と水道橋博士が、「書くこと」「調べること」をテーマに対談を行った。飛び出す芸能裏話、執筆秘話、そして思わぬ「告白」まで…。3時間に及んだふたりのアツいトークをここにお届けする――! 気を失うまで書いて、書いて… 田崎健太 いやあ、とんでもないでした。『藝人春秋2』は上下巻だから、年末の仕事が立て込む中で、この対談までに読み切れるかちょっと心配していたんですが…読み始めてみると、笑えるところとシリアスな

    水道橋博士が命がけで「芸能界」を取材し、書き続ける理由(水道橋博士,田崎健太) @gendai_biz
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    kj-54 2022/02/17
    『藝人春秋2』
  • 西浦博教授が描く「私が最も恐れ、怯えているシナリオ」の“中身”(西浦 博) @gendai_biz

    ここまでの疫学的状況は? 8月2日(月)、首都圏の神奈川県、埼玉県、千葉県と大阪府を対象に緊急事態宣言が発令された。これまでの東京都と沖縄県に加えて、感染者数が過去最多を記録しながら増加を続けていることを受けての判断である。 緊急事態宣言の一方で、流行に対する危機感が薄れていることを強く感じるのは私だけだろうか。若者のみならず中年を含めて成人の感染者数が増加を続けている。医療が逼迫しているのに、オリンピックが開催されている影響か、21時の公共放送のニュースも15分間だけであった。 これまでの高齢者中心の感染と異なり、50歳代を中心とした入院が目立っている。高齢者は予防接種の直接的効果や医療従事者接種の間接的効果などによって感染者数が著減しており、他方で全体の感染者数が増えたことが影響して、相対的に重症化したり入院を要したりしやすい50歳代の入院者が増えたのである。次いで40歳代が多い。 現

    西浦博教授が描く「私が最も恐れ、怯えているシナリオ」の“中身”(西浦 博) @gendai_biz
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    kj-54 2021/08/03
    “みなさんに私からもお願いしたい。どうか、今回ばかりは皆で協力して一旦切り抜けることはできないだろうか”危機感
  • 「私の暴言は『正当な批判』です」そう強弁する人びとの内面(御田寺 圭) @gendai_biz

    「大反省会」の果てに待つもの 連日連夜にわたって誹謗中傷が吹き荒れるインターネット世界だが、しかしながら、ここのところにわかに「反省ムード」が広がっているようだ。 そのきっかけは、アルファツイッタラーとしても知られる、女優・タレントの春名風花氏の訴訟事案であるだろう。春名氏に対して執拗な誹謗中傷を書きこんでいた人物が春名氏とその母親に刑事告訴され、7月には最終的に示談が成立したようだ。示談金はなんと315万円という。被害者からすれば金額の問題ではないことは承知しているが、正直なところ、この手の訴訟ではあまり聞いたことがないような額であることはたしかだ。 また、同時期に発生した、リアリティ番組「テラスハウス」の出演者だった、プロレスラーの木村花さんの自死もこうした論調に大きな影響を与えたことは間違いないだろう。これらの事案によって、インターネット空間の論調は大きくその風向きを変えた。かつて著

    「私の暴言は『正当な批判』です」そう強弁する人びとの内面(御田寺 圭) @gendai_biz
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    kj-54 2020/08/31
    なるほどねえ。憎悪を持つもの同士で先鋭化し、逆説的に対象に依存する等になるのかな。「反○×」界隈に見られるなあ。桑原桑原。
  • 「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz

    アメリカ言語学会への公開書簡 日でもよく知られた言語学者・認知科学者であるスティーブン・ピンカーをめぐって事件が起きた。 2020年7月初頭、アメリカ言語学会( Linguistic Society of America = LSA)に所属する会員たちから、同学会に所属するピンカーを、学会の「アカデミック・フェロー」および「メディア・エキスパート」の立場から除名することを請願する公開書簡が発表されたのである。この書簡には、博士課程の学生や助教授・教授を中心とした600名以上の会員たちの署名が付けられている。 公開書簡では、LSAが2020年6月に「人種的な正義」に関する声明を発表したことを受けて「ピンカーのこれまでの振る舞いはLSAの声明と矛盾するものである」と指摘されており、彼がLSAのフェローの地位にふさわしくない、と論じられている。ピンカーには差別の問題を軽視し続けてきた経緯があり

    「世界的知性」スティーブン・ピンカーが、米国「リベラル」から嫌われる理由(ベンジャミン・クリッツァー) @gendai_biz
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    kj-54 2020/08/18
    教義に反する主張をして排除される。という図式に見えてしまう。続きに期待。
  • 理科のテストで小学3年生がガリレオと同じ仕打ちを受けた深刻な理由(伊与原 新)

    プレートテクトニクスを拒んだ科学者たち 一般にはほとんど知られていないが、実は日でも似たようなことが起きていた。生物学の分野ではなく、地球科学――「プレートテクトニクス」の受容においてである。 中央海嶺で生まれたプレートが、沈み込み帯で大陸地殻の下にもぐり込み、それが地震や火山活動を引き起こす。大きな地震が起きるとそんなイラストがニュースに頻繁に登場するので、よくご存じだろう。日列島を形成した造山運動も、突きつめればプレートの沈み込みによるものだ。 プレートテクトニクス理論が欧米で生まれ、ひととおりの完成をみたのは、1960年代。それほど昔のことではない。当然日にも研究の進展がその都度紹介され、地球物理学(地震、重力、地磁気など)の研究者たちはすぐさまその流れにのった。 プレートの運動が大陸を動かし、造山活動や地震活動の原因になるというプレートテクトニクス理論。地震災害の解説などでも

    理科のテストで小学3年生がガリレオと同じ仕打ちを受けた深刻な理由(伊与原 新)
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    kj-54 2020/08/11
    イデオロギーで「プレートテクトニスク」が否定されていたらしい。
  • 男女平等になるほど、男と女の「性差」は拡大する…驚きの研究結果(橘 玲) @gendai_biz

    男女平等の社会になれば、男性と女性の「違い」は段々となくなっていくはずだ——そう考える人は少なくないだろうが、じつはそうした想像とはまったく逆の結果を示す研究が多数発表されている。『女と男 なぜわかりあえないのか』(文春新書)を刊行した橘玲氏が解説する。 ジェンダーギャップ、世界最底辺の日 両性生殖のすべての生物と同様に、人間の男と女も生殖機能に明らかなちがいがある。この生物学的な性差が人間社会にどのような影響を与えているかについては、これまで多くの議論がなされてきた。 安倍政権が「女性が活躍する社会」を掲げて7年以上たつが、その間、社会的な性差を示すジェンダーギャップ指数で日の順位は下がりつづけ、2020年の数字でも153カ国中121位と世界最底辺に沈んだままだ。 その理由は「政治」と「経済」における男女の格差が極端に大きいことで、国会や地方議会に女性議員がほとんどいないのはもちろん

    男女平等になるほど、男と女の「性差」は拡大する…驚きの研究結果(橘 玲) @gendai_biz
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    kj-54 2020/07/25
  • 事故から9年「福島への無関心」「原発への無反省」がもたらす危機(田中 俊一,細野 豪志) @gendai_biz

    福島第一原発事故の直後から、被災地の除染に率先して取り組み、2012年から原子力規制委員会初代委員長を務めた田中俊一氏。現在、福島県飯館村に住みながらボランティアで「復興アドバイザー」を務める田中氏を、2011年当時、菅直人内閣で原発事故担当の総理補佐官を務めた衆議院議員・細野豪志氏が訪ねた。 原発の過去・現在・未来をいま改めて問う特別対談。後編では、いまだ見通しの立たない処理水問題、消えない風評被害、そして原子力に未来は残されているか否かについて考える。(構成・林智裕、ライター) 決断から逃げ続ける政治家 細野 中間貯蔵施設・除染土再利用と似た問題として、福島第一原発の処理水を海洋放出するか否か、という問題があります。そちらも答えを見出していかなければならない。音のところをお伺いしたいのですが、一番初めに処理水の海洋放出について「大丈夫だ」とおっしゃったのは、田中先生ですよね。 田中 

    事故から9年「福島への無関心」「原発への無反省」がもたらす危機(田中 俊一,細野 豪志) @gendai_biz
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    kj-54 2020/06/13
    後編も必読。
  • 原発事故はなぜ起きたか?「危機の時代」に科学と政治ができること(田中 俊一,細野 豪志) @gendai_biz

    「3.11」そして福島第一原発事故から9年の月日が流れた。 原発を推進してきた立場の科学者として事故直後に「陳謝」を表明、福島の除染に率先して取り組み、翌2012年には原子力規制委員会初代委員長(〜2017年)となった田中俊一氏。現在、福島県飯館村に住みながらボランティアで「復興アドバイザー」を務める田中氏を、2011年当時、菅直人内閣で原発事故担当の総理補佐官を務め、事故の最前線で対応に当たった衆議院議員の細野豪志氏が訪ねた。 あのとき、日人は何を間違えたのか。今なお福島に置かれている除染廃棄物を、この先どうするのか。新型コロナウイルスという新たな国難が襲ういま、原発事故の過去と現在を考える特別対談。(構成・林智裕、ライター) 欠けていた「科学的判断」 細野 田中先生はご出身が福島で、いまも飯館村に住んで福島の実態を見ておられます。 先生のことが初めて印象に残ったのは、3.11の後の3

    原発事故はなぜ起きたか?「危機の時代」に科学と政治ができること(田中 俊一,細野 豪志) @gendai_biz
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    kj-54 2020/06/13
    密度が濃い記事。重要すぎる。
  • 「M-1の審査」で改めてわかる、松本人志「評価能力」の凄まじさ(堀井 憲一郎) @gendai_biz

    「審査員」を軸に見るM-1 2019年のM−1グランプリは、ミルクボーイの圧勝だった。 彼らが見せた漫才は強く人々を惹きつけるものだった。 ただ、彼らがTVタレントとして、今後どれだけ活躍できるかは未知数であるし、受賞直後の露出をみると、去年の霜降り明星ほどの一気にスターダムにのしあがるタイプではなさそうである。 M−1グランプリは、新しいTVタレントを誕生させるが、純粋に若手漫才師のトップを決める大会でもある。今回の彼らの漫才は、すさまじくレベルの高いものだった。漫才師キャラよりも漫才そのものの印象が強い残る大会だった。 今年は、あとですべての漫才セリフを引き写しながらM−1を見直したので、いろいろ気がついたことがある。 審査員の評価から見直してみると、また別の角度から漫才を見直すことができる。 決勝ラウンドそれぞれの漫才の評価点を比べながら、2019年の審査員の傾向と好き嫌いをまとめて

    「M-1の審査」で改めてわかる、松本人志「評価能力」の凄まじさ(堀井 憲一郎) @gendai_biz
  • 大阪高裁で「逆転無罪」を連発する裁判官をご存じですか?(週刊現代) @gendai_biz

    映画『真昼の暗黒』の時代から、日の司法はさして変化していない。一審で有罪判決ならば、ほぼ例外なく二審も有罪なのだ。だが、大阪高裁のこの法廷だけは別だ。検察が恐れる男の正体とは? 被告と弁護士は大喜び 「主文 原判決を破棄する。被告人は無罪」 大阪高等裁判所の傍聴席で、声にならないどよめきが起こる。苦虫を噛みつぶした表情で公判検事が宙を見上げるのも、いつものことだ。 大阪高裁の福崎伸一郎裁判長(64歳)が、次々と一審判決を覆し、「逆転無罪」の判決を連発しているのだ。 「'16年4月から現在まで、無罪判決と一審判決の破棄が、確認できるだけで20件。1年足らずでこの数字は、前例のないものです」(司法記者) 日の司法制度のなかで、控訴審での逆転無罪判決は稀だ。'15年度の場合、年間21件に過ぎない。 だが福崎裁判長はページ末の表のように、今年5月18日には業務上横領を無罪(一審では懲役1年6月

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  • 「エビデンスで殴る」というやり方は、なぜうまくいかないのか(斎藤 清二) @gendai_biz

    「エビデンス」は万能か? SNSをはじめとするインターネット上では、さまざまな社会問題について活発な議論が行われている。特に健康や医療をめぐる話題については、さまざまな人々がさまざまな見解をもつことは当然で、それぞれの意見を交流させることは、社会全体の知識の量と質を高めていくことにも役立つだろう。 しかし、極端に見解が異なる人の間で意見が衝突したり、時にはあまりにも感情的な議論が続いたり、人格を否定したり傷つけあったりするような交流が起こるとすれば、それ自体は好ましいこととは言えない。そのような交流自体が関係者の健康を損ねてしまうこともある。 このような議論の場に足を踏み入れようとすると、まるで地雷原を歩いているような気持になる。少し遡ればホメオパチー(ホメオパシーと表記することもある)などの代替医療をめぐる議論、原発事故の放射能による健康被害をめぐる議論、最近の例で言えばHPVワクチンの

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    kj-54 2019/08/29
    『エビデンスに基づく医療=EBMとは、個人に関する意思決定に集団から得られた情報であるエビデンスをどのように利用するかという方法論』
  • 「井上尚弥はすべてが理想形」敗れた元世界王者が語る怪物の実像(森合 正範) @gendai_biz

    エリートと叩き上げ 世界3階級制覇王者の井上尚弥(大橋ジム)と元WBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(ワタナベジム)は対極のボクシング人生を歩んできた。 井上はアマ7冠を引っ提げ、プロ入り。「怪物」はスピードとパワーの洗練されたスタイルで眩いばかりの光を放つ。 一方の河野はアマチュア経験がない、たたき上げ。華々しい戦績で頂点へ駆け上がることだけがボクサーの魅力ではない。泥臭く地味ながら手数とスタミナを武器に這い上がってきた。 淡い光は幾度となく小さくなっても、消えることだけは拒む。2015年10月、亀田興毅の挑戦を退けるなど、闘志あふれるファイトは時に光を超える炎となり、ファンから熱い支持を受けた。 快進撃を続ける井上尚弥に敗れたボクサーを取材し、その証言からモンスターの強さを浮き彫りにする「怪物に敗れた男たち」。第1回目は、井上の3戦目の相手をつとめた佐野友樹を記した(https:/

    「井上尚弥はすべてが理想形」敗れた元世界王者が語る怪物の実像(森合 正範) @gendai_biz
  • 新疆ウイグル「絶望旅行」を終えて帰国した大学生の本音(安田 峰俊) @gendai_biz

    現地の事情を知ること自体難しい 中国の西北部に位置する新疆ウイグル自治区において、現地のウイグル族(ほか、主にテュルク系の少数民族)に対する深刻な人権弾圧が起きていることはさまざまなメディアで報じられている通りだ。 現地では漢民族の移住が進み、都市部のインフラが目覚ましく整備されるいっぽう、少数民族の伝統的な生活習慣や宗教信仰への抑圧が進む。2014年ごろまでは月1回程度のペースで数十人以上の犠牲者を出す騒乱が発生していた。現在、新疆の少数民族は海外との通信が厳しく制限され、「再教育」を名目に収容施設に入れられている人々も100万人以上にのぼると伝わる。 ※2014年春に筆者(安田)が訪れたときのカシュガル市の旧市街。現在は建物の多くが取り壊されて住民も移住させられ、観光用に整備された建物だけが建っているという。 2014年ごろまでは日の新聞の現地取材もある程度まで可能だったが、取材のハ

    新疆ウイグル「絶望旅行」を終えて帰国した大学生の本音(安田 峰俊) @gendai_biz
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    kj-54 2019/01/13
    「持続可能性のある地獄」
  • さよならダイナマイト・キッド!初代タイガーが捧げる「最期の言葉」(田崎 健太) @gendai_biz

    昭和のプロレス界を彩った名レスラー、ダイナマイト・キッドが12月5日に亡くなった。永遠のライバル・タイガーマスクーー佐山サトルの評伝『真説・佐山サトル』を著したノンフィクションライターの田崎健太氏が、佐山とキッドの秘話を明かす――。 衝撃のデビュー戦 初代タイガーマスクこと、佐山サトルさんの人生は1981年4月23日に大きく変わった。 イギリスから一時帰国した佐山さんはこの日、初めてタイガーマスクとして蔵前国技館のリングに立った。一試合だけタイガーマスクとして試合をこなしてイギリスに戻るつもりだった。 「デビュー戦」の相手はダイナマイト・キッドことトーマス・ビリトン――水色のタイツを穿き、手足、そして胸に空気ポンプで膨らませたような筋肉がついたレスラーだった。佐山さんがイギリスに拠地を移したとき、ダイナマイト・キッドはすでに国を出ており、面識はなかった。 佐山さんはその身体的能力に驚いた

    さよならダイナマイト・キッド!初代タイガーが捧げる「最期の言葉」(田崎 健太) @gendai_biz
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    kj-54 2018/12/09
    “夜9時ぐらいに(ジムの営業が終わり)誰もいなくなってから、ぼくたちだけで行ったんです。観客はいない。ノーリング、ノーギャラ。そこで真剣な顔で組んだり、跳び蹴りしたり。試合そのものだった”