cakesは2022年8月31日に終了いたしました。 10年間の長きにわたり、ご愛読ありがとうございました。 2022年9月1日
新聞や雑誌の記事を無料で見られるニュースまとめアプリ、スマートニュース。無数にあるニュースはどのように選別され、どんな仕組みで運営しているのか。経産省から天才プログラマーに認定され、学術書も執筆する異色の創業者に話を聞いた。 考案のきっかけはイエモンの『JAM』 【田原】要するに、鈴木さんは国なんてないほうがいいと? 【鈴木】国の存在を全否定しているわけではありません。ただ、国民国家のリスクは認識したほうがいい。もともとヨーロッパで王権から市民社会に移行したときに国の再定義が行われ、国民国家というものが発明されましたが、それによって国民国家同士の同盟が起き、大きな世界戦争が2回起きてしまった。悲劇を繰り返さないためには、集団安全保障など、国民国家をベースにした統治の方法論を洗練させることが大切です。しかし一方で、国民国家に依存しない新しい社会のあり方も模索する必要もある。もう少し具体的に言
どの時代の経験もすべてが今の自分を作っている ブルックリンにある大江千里さんお気に入りのカフェにて ── 日本ではミュージシャンとしてどんな毎日を送っていたのですか? 大江:作詞作曲をしてアルバムを制作して、プロモーション活動してツアーをやって、休んでまたアルバムを作ってツアーをして...というサイクルでした。 その合間に役者や司会の仕事をしたり、本を書いたりもしましたね。すべてがクリエーションという意味でリンクし、音楽制作にも良い影響を与えてくれるので、何でもさせてもらえる喜びを感じていました。 2008年にニューヨークに来て、ポップからジャズに血を入れ替えないといけないとしゃかりきになっていたときがあったんですけど、これまでの経験がすべて今の自分を作っているから、ほかのジャズミュージシャンにはない味が僕にはあるんだろうなって思えるようになって、気持ちが楽になりました。 ──昔と今を比べ
インタビュー 2016.04.13 朝日広告賞を受賞していなかったら、ピタゴラスイッチもだんご3兄弟もポリンキーもI.Qも生まれていなかった 東京藝術大学大学院 映像研究科教授 佐藤雅彦 朝日広告賞受賞者の、受賞の頃のエピソードから現在の活躍までを紹介する『Now&Then』企画。第2回目は、第35回で入選、第36回で朝日広告賞を受賞した佐藤雅彦さん。電通のCMプランナーとして数々のヒットCMを“独自の方法論”で生み出し、新たな広告セオリーを作り出した。電通退社後は、活躍の場を教育現場に移し、教育方法を学生と共に研究。幼児教育番組「ピタゴラスイッチ」や小中高生向けの教育番組「考えるカラス」なども企画・監修している。 佐藤雅彦 1954年静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。電通を経て、1994年企画事務所TOPICS設立。99年より慶應義塾大学環境情報学部教授。2005年からは東京藝術大学大学
ふとFacebookに流れてきたSpotwrightさんの動画。 普段積極的に動画を見る方ではないけれど、何となく見てしまったので、何でかな?と思ったら、「電車の中にいるからだ」と思った。これは何かというと、電車でつり革に掴まっていると、当然片手しか使えない。揺れる電車の中、片手でいろいろ操作するのは正直だるい。 アプリなどでスクロールしたり、スワイプするよりも、こうした動画形式の方が文章が読みやすいことに気付いた。 上記のようにブログに貼り付けてしまうと再生ボタンを押さなければいけないけれど、タイムラインで流れてくるとシームレスにその場で再生がはじまるので、Facebook立ち上げのタップと、わずかなスクロールだけでコンテンツに触れたことになる。 動画メディアやコンテンツで分かりやすいのは、料理やメイクだと思うけれど、こうしたビジュアル的な利点だけでなく、静止画像や文章であっても動画形式
落合陽一さんインタビュー:コンピューターも人間も大差ない。人工知能の時代の知性とは?2016.03.21 12:008,988 ここ数年、世の中を大きく変える技術として人工知能が注目を集めています。なかでも昨年は人間の神経回路の仕組みを真似た多層ニューラルネットワークによる機械学習システム「ディープラーニング」が話題になりました。 人工知能がさまざまな分野で実用化され、その能力が人間を超えてしまう可能性が現実味を増すと、今度は人工知能が人間にとって脅威になると本気で考える人たちが出てきます。2015年の秋には、国連で多くの専門家が「人工知能が、やがては人類を滅ぼしかねない」と警鐘を鳴らしました。 その一方で、「SF映画のような人工知能の反乱はない」「仕事を奪うのではなく、我々が楽になるだけ」という反論もあります。 議論は今も続いています。ですが、これらの二項対立の外から人工知能を俯瞰すれば
ピクサーのアートディレクター2人が独立して立ち上げたアニメーション・スタジオ「トンコハウス」は、その処女作『ダム・キーパー』がいきなりアカデミー賞の短編アニメーション部門にノミネートされる快挙を成し遂げた。 そんな彼らの創作過程を垣間見ることができる展覧会「トンコハウス展『ダム・キーパー』の旅」が現在、銀座のクリエイションギャラリーG8で開催中だ。ピクサーを独立した経緯や進行中のプロジェクトの話を伺うべく、来日していた共同創業者の一人、堤大介のもとを訪ねた。 家族も友達もいないブタの少年が毎日毎日大きな風車のネジを巻き、ダムを越えて流れ込もうとする汚染された空気から小さな街を守っている──。そんな不思議な世界の物語を、絵本のような温かいタッチで描いたショートフィルム『ダム・キーパー』。 世界各地の映画祭で称賛され、アカデミー賞にもノミネートされたこの作品は、もともとピクサーのアートディレク
落合陽一さんインタビュー後編:インターネットに墓石は置けるか?2016.03.24 12:005,909 インターネットには「山河」がない ギズモード(以下、ギズ) 前編では「すべてはソフトウェア化していく」というお話を伺いました。そうやって現実と呼ばれていたものが溶けていく世界の中で、そこにソリッドな物質(ハードウェア)が存在することの価値ってどうなっていくんでしょうか? 落合陽一さん(以下、落合) デジタルネイチャーにいた過程で一番困るのは、亡くなったおじいちゃんのデータどうしようってことだと思うんだよね。例えば昔の写真のネガとかはアナログデータだったから誰でも閲覧できたんだけど、デジタルデータになってるとその人しか閲覧できないデータがいっぱいある。オフラインで保存したデータはしばらくすると機器が古くなって揮発したりするし、再生しにくくなるから、インターネット上のデータのほうが寿命が長
音楽配信サービスなどで知られるUSENが、訪日外国人女性向けのカプセルホテル「NADESHIKO HOTEL SHIBUYA」(NADESHIKO HOTEL)を開業した。「USENがなぜ?」と感じるかもしれないが、ホテル運用ソフトや訪日外国人向け情報ポータルサイト、iPad用Posレジアプリなど、ホテルの中にはUSENが手掛けるサービスが数多く導入されている。 開業は4月1日。訪日外国人向けとしているが、女性であれば日本人でも宿泊は可能だ。予約サイトなどで宿泊を受け付けている。宿泊料は1泊1万1000円。 所在地は東京都渋谷区神泉で、京王線の神泉駅から徒歩3分、渋谷駅から徒歩10分の場所に位置する。USENが所有する自社物件をカプセルホテルへとリノベーションしており、元は、地方に住むUSENの社員が東京へ出張してきた際の宿泊施設だったという。 地上4階、地下1階から構成され、キャビン施設
最近、人工知能についての話題をよく目にするようになりました。コンピュータはまだまだ囲碁では人間に勝てないとされていましたが、GoogleのAlphaGoと呼ばれる囲碁プログラムは、世界のトップランカーに4勝1敗と勝ち越すなど、世界中に衝撃が走りました。 また最近では、最近アメリカのMicrosoft社が英語テキストで会話する人工知能「Tay」を発表して話題となりました。この「Tay」は、SNSで会話を学習しながら、いずれは人間と区別のつかないような会話ができる、あるいはユーザーに合わせて会話の相手となれるであろう、という予測がなされています。とは言え、ローンチ直後からネットで差別や陰謀論などを学んでしまい、不適切な発言を繰り返すようになってしまったため、公開停止されてしまったそうです。これは「Tay」がまだ学び始めであって、言葉の善し悪しを判断できない段階であるとともに、それだけネットに
ふだん暮らしてると,さまざまな問題に着手するものだけど,さまざまな問題があるなかでなにをすればいいのかという問題がある. いまできてないけどできると良いことはなにか なぜできていないのか 本当にやる価値があるのか できたかどうかの基準が明らかであるか 問題を合理的に分割できないか 気づいてなかった法則やアイデアがあり,それに気づけばできる スッとやれば完成 気づいていなかった法則はない 時間をかけてやるしかない みたいなことをふだん考えていて,時間をかけてやるしかないかどうかの見極めが大事で,時間をかけてやるしかないことは,うまくやる方法もわかっていないので,やりだすとひどい目にあう.それでもやるしかないことが分かったときにしか突入してはいけない. やみくもに突入すると,得意でもないことをやっている上に,時間もかかり,完成したかどうかもわからないみたいになって,くたびれるだけで何も完成しな
製品にはターゲットとなるユーザーを決めましょう、というお決まりのベストプラクティスがある。あらゆる本にそう書いてあるから、そうしたらよさそうなのはわかりきっているんだけど、実際にそれをやるとなにが起こるのか、また、それでどの程度効果があるのかは、本を読んだだけでは絶対に知ることができない。自分でやってみて、ああやっぱりうまくいくんだなとか、思ってたのと違うぞ、と実感することが大事だと、特に最近しみじみ感じる。だから、自分でやってみて、実感したことをこれから書く。 それで、ターゲットユーザーというとなんとなくよそよそしいので、ええと20代男性で、週末はバーベキューが趣味で、などと、なんとなく決めてしまう。これだと、よそよそしいままの、ふわふわしたターゲットが完成する。このやり方では、本当にそんなやつが実在するのか確証がないので、本当にそいつが製品を使うのかも確かめようがない。そうではなくて、
ゆるいおもしろ系記事を毎日更新する「デイリーポータルZ」(以下、DPZ)。同サイトは月間1,800万PVを誇り、「ペリーがパワポで提案書を持ってきたら」「納豆を一万回混ぜる」など、ユニークな記事を発信し続けている。 これらの企画は、どれも普段の生活の中で「それ気になってた!」と、身近なものが多くあります。一体、そのひらめきの源はどこから得ているのでしょう? そこで、DPZのウェブマスター・林雄司さんが、日ごろどうやってネタを探しているのか、密着してみました! 林さんは出社の際、1駅手前で降り、日によってルートを変えながら徒歩で通勤しているといいます。この日は、新宿駅からDPZ編集部のあるニフティのオフィスまで歩いてみました。 「あれ、見てください。パイロンがずらりと並んでいますよね。ただ並んでいるだけですが、 "何でも並べてみるとなんだか面白い"とか、それを直接ネタにしないでずらして考えま
先日若い研究者たちと話したときに、自分の立ち位置はどこかということが話題になった。私は自分の立ち位置を「大風呂敷を広げること」だと思うと言った。「餅は餅屋」、人はそれぞれ自分の得意なスタイルで研究すればよいのではないかと申し上げた。 私は若いときからいつも「ウチダの論文は、話は面白いが論証が雑だ」と批判され続けてきた。その通りなので反論したことがない。でも、「面白い話」を思いつくと、どうしても黙っていることができないのである。 助手の頃、フランスの文芸理論家モーリス・ブランショがナチ占領下のパリで出した『文学はいかにして可能か?』という文体論を「検閲を逃れるために暗号で書いた自らの30年代の政治活動に対する総括」だという仮説から逐語的に読み直すという大風呂敷論文を書いたことがあった。学界では「バカなことを言うな」と一笑に付されたが、その後ブランショ自身が「あれは暗号で書いた政治論文である」
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