香港(CNN) ロシアで保護されて訓練を受け、プーチン大統領の手で野生に放たれたトラが、中国へ越境してヤギの群れを襲ったことが分かった。 このトラは、ロシアの環境保護団体が2012年に保護したアムールトラの子5頭のうちの1頭。えさを取る訓練などの後、3頭が今年、プーチン大統領立ち会いの下、追跡装置を付けて野生に帰された。 このうち2頭が先月、えさを求めてアムール川を渡り、中国側へ入ったことが分かった。 一頭は黒竜江省の黒瞎子島でヤギの群れを襲ったとみられる。ヤギ2頭の死骸が見つかり、3頭が行方不明になった。 中国の野生生物専門家によると、ヤギ小屋の近くでこのトラとみられる足跡などが見つかった。同専門家は、近隣住民らにトラを見かけても近寄らないよう呼び掛けている。 もう一頭のトラも、中国で鶏小屋を襲ったとみられる。 プーチン大統領は猛獣を手なずけるのが得意とされ、アウトドア派のイメージを前面
91歳のキッシンジャー元国務長官は、西側諸国とロシアの対立に関して「わたしは現在の状況にとても心を痛めている。それはウクライナに平和をもたらすことも、国際秩序に安定をもたらすこともない」と述べた。 Moscow, RUSSIAN FEDERATION: Russian President Vladimir Putin (L) shakes hands with former US secretary of State Henry Kissinger (R) during the meeting of Russian-US public working group 'Russia-US : look into the future' in Novo-Ogaryovo residence outside Moscow 13 July 2007. Vladimir Putin said Russ
日本自衛隊は27日から、日米共同訓練を北海道大演習場(千歳、恵庭、北広島市)で開始した。約800km離れたウラジオストク沖では26日から、海上自衛隊がロシア海軍との捜索・救難共同訓練を実施している。 海外各紙は、日本が米露とバランスをとりながら関係を維持していかなければならない背景を報じている。 ◆米露との演習を並行して進める日本 米軍と自衛隊が北海道で行う12日間に及ぶ合同軍事演習『オリエントシールド2014(Operation Orient Shield)』では、日米約2000人が参加。米陸軍は軍事用攻撃型ヘリ「アパッチ」や装甲車を北海道に送り込んだ。 一方、海自とロシア軍による演習は、ロシアによるクリミア併合宣言以降初めてだ。日本は、この日ロ共同訓練のため、護衛艦「はまぎり」をウラジオストクに派遣した。 このような米露との演習について、ロシア国営のRIAノーボスチ通信は、安倍晋三首相
ウクライナではこれまで米国などが「侵略者」呼ばわりしていたロシアが、突如ウクライナ政府と東ウクライナの分離派の紛争を仲裁する「調停者」となり、停戦合意が成立するという珍事態が発生した。 ただ、これも以前から情勢を見ていれば、しかるべきところに落ち着いた、との感もある。 この問題の経緯を振返れば、ウクライナは年来EU(欧州連合)加盟を望み、2012年3月には加盟の前段階である連合協定の仮調印も行われていた。だがギリシャで懲りたEUは加盟候補国の財政、経済に厳しい条件をつけ、すでに破綻状態にあったウクライナが条件を満たせる可能性は低かった。 ヤヌコビッチ前大統領の心変わり そこへロシアのプーチン大統領が「ロシア中心の関税同盟(ベラルーシ、カザフスタンが加入)に入れば150億ドルを融資し、天然ガスも3割引で供給する」と甘い誘いをかけたことで、ウクライナのヤヌコビッチ前大統領は心変わりし、昨年11
きたの・よしのり/1970年長野県生まれ。モスクワ在住24年の国際関係アナリスト、作家。その独特の分析手法により、数々の予測を的中させている。1996年、日本人で初めて、ソ連時代「外交官・KGBエージェント養成所」と呼ばれたロシア外務省付属「モスクワ国際関係大学」(MGIMO)を卒業(政治学修士)。1999年創刊のメールマガジン「ロシア政治経済ジャーナル」は現在読者数3万6000人。ロシア関係で日本一の配信部数を誇る。主な著書に「隷属国家日本の岐路」(ダイヤモンド社)、「プーチン最後の聖戦」、「日本自立のためのプーチン最強講義」(共に集英社インターナショナル)など。 ロシアから見た「正義」 “反逆者”プーチンの挑戦 ウクライナ問題などで欧米に楯突き、“反逆者”となったプーチン・ロシア大統領。しかし、ロシア側から物事を眺めれば、ウクライナ問題で暗躍する欧米側の思惑など、日本で報道されている“
ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)で、軍事車両に乗り警戒するウクライナ軍兵士(2014年9月15日撮影)。(c)AFP/ANATOLII STEPANOV 【9月16日 AFP】ウクライナ議会は16日、同国からの分離を主張する親ロシア派が掌握している東部地域に「限定的な自治権」を認める法案を採択した。また、この5か月間に及ぶ武力衝突に関し、ウクライナ軍兵士と親露派の戦闘員の双方に恩赦を与える法案も採択している。 これらの法案はウクライナ、ロシア、親露派などによる5日の停戦合意の際に持ち上がっていたもので、ペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko)大統領自らが草案をまとめた。今週18日の訪米へ向けて大きな政治的成果を手にした同大統領は「主権と領土の一体性、わが国の独立」をすべて保障しつつ、危機から脱出する最善策だと自信を示した。 同法案には、ウクライナ東部に独立した警察権
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