少年院では高校卒業程度認定試験(高卒認定試験)の合格を目指す取り組みが広がっている。写真は、ある少年院の寮の一室で少年(手前)に数学を教える認定NPO法人「育て上げネット」のスタッフたち。同法人は「新公益連盟少年院分科会」のメンバーでもある=2018年7月23日、山寺香撮影(画像の一部を加工しています) 少年院を出た人が再犯することなく生きていくために、私たちにできることは何だろう? そんなテーマのオンラインイベントを先日、視聴した。犯罪被害者の悲しみは再犯を食い止めない限り、なくならない。一人一人にできることは何か、を学びたかったのだ。 少年院入院者数(2018年)は2108人。18年間で約3分の1に減った。再犯率も成人より低い。しかし社会の目は厳しく、昔の人間関係に引きずられるなどして、出院後2年以内に10%、5年以内では16%の人が再犯し、少年院に戻ってしまうという。 イベントを主催