建国記念の日の11日、建国に思いをはせ国を愛する心を養おうと、神社本庁などでつくる「日本の建国を祝う会」(会長・大原康男国学院大学教授)が東京・明治神宮付近で奉祝パレードを行った。その後、明治神宮で「奉祝中央式典」が営まれ、自民党の谷垣禎一総裁ら国会議員、各国の駐日大使ら約1600人が列席した。 パレードは大学生のマーチングバンドやみこし十数基が、明治公園(東京都新宿区)から明治神宮(渋谷区)までの約2キロを行進した。幼稚園児らがリコーダーで「君が代」を奏でて歩いたり、はっぴを着た参加者が「震災復興祈願」と書かれたのぼりを掲げたりする姿に、沿道の見物客から拍手が送られた。 式典では、谷垣氏が祝辞で、建国記念の日に政府主催の式典が開かれていないことに触れ、「自民党が政権を取り返したら、こういう式典は当然、政府主催で行う」と話した。 パレードを見学していた渋谷区の家政婦、下田満子さん(79)は