大阪府の松井一郎知事は17日の記者会見で、野田佳彦首相が橋下徹大阪市長の政治手法を「劇場型」と評したことについて「何も分かっていない。われわれは政策で選挙を戦ってきた。事実をもっとしっかり見てほしい」と反論した。 知事が幹事長を務める「大阪維新の会」は「大阪都」構想実現のため地方自治法改正を目指し、主要政党の協力が得られなければ次期衆院選で独自候補の擁立も検討している。民主党について「労働組合に支えられているので、行政の在り方を変える大都市制度の変更は厳しいのではないか」と指摘した。 維新の会幹部は19日、民主党の要請を受け、同党の大都市制度ワーキングチームで都構想を説明する予定だ。