アメリカの政治が急におかしな方向へ転がり始めました。 中間選挙を目前に控え、有権者の関心は中国が人民元を不当に割安に抑えている件に集中しはじめています。 これまで中間選挙での争点はブッシュ減税の期間延長の是非だと思われてきました。 しかしアメリカの景気が相変わらず悪いので(当然、何らかのカタチでの延長は避けられないだろう)というコンセンサスが既に出来あがっています。 このためブッシュ減税問題は選挙戦を戦う上での「争点」としてはインパクトを失ってしまったのです。(蛇足ながら株式市場が9月以降ラリーした一因はなし崩し的にブッシュ減税延長OKになることを織り込みに行く動きだったと説明する市場参加者が多いです。) すると有権者にアピールできるイシューを代わりに探す必要があります。 そこで共和党、民主党の両方が飛びついたのが貿易摩擦問題です。世論調査でも人民元問題は米国民にとって最大の関心事になりつ
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