KDDI WVSの主な機能をまとめた。STEP2では「Virtualデータセンター」によって網内でストレージ・サービスなどを利用できるようになったほか,「宅内ルータレス」などユーザーの管理負荷を軽減する機能を追加した。 STEP1では,データ・センターとの快適な通信環境を整える機能に重点を置いていた。一方,「STEP2ではクラウドの機能を網の中に取り込む」(小林昌宏ソリューション商品企画本部長)。具体的には,ファイル・サーバー,ファイアウォール,ルーター機能など,従来は企業の拠点で運用していたシステム/ネットワークのコア機能を網内に移行できるようにする。これによりユーザー企業は,通信料や管理コストを削減できるほか,業務の体制に合わせた柔軟な運用が実現する。 接続料が不要な仮想データ・センター 中でも,(1)網内にデータ・センター機能を取り込んだ「Virtualデータセンター」,(2)網内で