【カイロ=押野真也】エジプト暫定政権のマンスール大統領は25日、前日にベブラウィ首相が辞職したことを受け、イブラヒム・メハレブ住宅相を新首相に指名し、組閣を要請した。25日に記者会見したメハレブ氏は今後数日以内に組閣作業を終える方針を示した。新内閣では多くの閣僚が再任される見通し。25日の会見でメハレブ氏は「テロを根絶し、エジプトの治安を再生させる」
【カイロ=押野真也】エジプト暫定政権のマンスール大統領は25日、前日にベブラウィ首相が辞職したことを受け、イブラヒム・メハレブ住宅相を新首相に指名し、組閣を要請した。25日に記者会見したメハレブ氏は今後数日以内に組閣作業を終える方針を示した。新内閣では多くの閣僚が再任される見通し。25日の会見でメハレブ氏は「テロを根絶し、エジプトの治安を再生させる」
モルシ政権と対立してきた世俗・リベラル派統一勢力「救国戦線」は4日、声明を出し、軍の行動がクーデターではないと主張した。 大統領を解任されたモルシ氏は3日、簡易投稿サイト「ツイッター」などで「これは完全にクーデターだ」と訴えたが、軍は否定している。 クーデターか否かを巡る議論の裏には、軍が毎年、米政府から13億ドル(約1300億円)の援助を得ている事情がある。 この額は予算の20%を占め、軍にとっては命綱だが、米連邦法は「正当な選挙で選ばれた政府が軍事クーデターで廃止された国には、直接的な財政援助を行わない」と定める。
エジプトの政権崩壊によって雪崩を打って波及する中東の激動は、まずペルシア湾岸のアラブ産油国の中で最も脆弱な君主制国家であるバーレーンに及んだ。首都マナーマ中心部の「真珠広場」を、エジプト革命の中心部となったタハリール広場になぞらえて集結したデモに対して、バーレーン政府は2月16日深夜から17日にかけて、治安部隊の実弾射撃で弾圧した。さらに治安を安定させるという名目で軍の戦車部隊まで首都中心部に展開し、鉄の弾圧を実行した。しかしこれはバーレーンの金融センターとしての信用を決定的に傷つける手法だった。 インターネットによって弾圧が動画で中継・録画され広まっていく現代においては、公開の場での弾圧は政権にとっては自傷行為に等しい。国際的非難を受けたバーレーン政府は治安部隊を撤退させ、真珠広場は反政府抗議行動の場として定着した。2月22日のデモには10万人が集まった。バーレーンの国籍保持者は約50
「イスラエルとの平和条約破棄」=新政権主導へ意欲−エジプト・ムスリム同胞団 「イスラエルとの平和条約破棄」=新政権主導へ意欲−エジプト・ムスリム同胞団 【カイロ時事】エジプト最大のイスラム原理主義勢力、ムスリム同胞団の最高幹部の一人でカイロ大学教授のラシャド・バイユーミ氏は2日までに、ムバラク大統領退陣後の政権で主導権を握ることに強い意欲を示し、エジプトが1979年にイスラエルと締結した平和条約を破棄するほか、米国の援助拒否、シャリア(イスラム法)導入など、政策の抜本的修正を目指す意向を表明した。バイユーミ氏は同胞団内で最高指導者に次ぐ幹部3人の1人。時事通信のインタビューに対し、同胞団の一致した見解として明らかにした。 欧米諸国は親米ムバラク政権の退陣後のイスラム勢力台頭を懸念しており、バイユーミ氏の発言は欧米側を一層警戒させる材料になりそうだ。 同氏は「最高憲法裁判所長官と協議し、
一週間前、エジプトの反ムバーラク勢力が「怒りの日」に結集したときには、こうも急速に事態が展開するとは予想できなかった。3日ごとに組織される数十万規模のデモ、外出禁止にも従わず終日ムバーラク退陣を叫ぶ若者。米政権も現政権を見限り、30年間のムバーラク大統領の治世は終焉を迎えつつある。 「ムバーラク政権の独裁に反対する民衆に、軍も共感し、反政府勢力のムバーラク下ろしが勢いを増しているが、野党のなかで最も強力なイスラーム主義のムスリム同胞団が新体制下で支配的になり、イランのようになるから危険だ」――。これまでの報道振りをまとめると、こんな感じだろう。だが、このロジックに強い違和感を覚える。 第一は、軍に対する認識である。ムバーラク政権は、52年以来続いてきた紛うことなき軍事政権である。52年の共和制革命を担った主役として、以来軍は支配層の中核にあった。ムバーラク批判が強まるにつれて、軍が真っ先に
ビル・タウィール(بيرطويل 、ラテン文字転写 :Bir Tawil or Bi'r Tawīl)は、エジプトとスーダンの国境地帯にある地域。この地域は、いずれの国家によっても領有権が主張されていない無主地である。 この地域は北にエジプト、南にスーダンがある。砂漠地帯にあり、境界線はすべて直線で構成されている。北の境界線は北緯22度線であり、その長さは95kmにわたる。南の辺は Jabal Bartazuga (標高410m)と Jabal Hesmet 'Omar (標高570m)を結んでいる。 地域の北部には、タウィール山(جبل طويل / Jabal Tawil、標高459m)、東部には Jabal Ḩajar az Zarqā'(標高662m)が聳える。また、地域の南部にはワジ・タウィール(وادي طويل 、一名 Khawr Abū Bard)が流れている。 ビル・タウ
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