狼と香辛料 (電撃文庫) 「狼と香辛料」というのは、少し前に完結したライトノベル・シリーズで、珍しいことに中世ヨーロッパ風の世界を舞台にした行商人の物語です。 非常に面白いので、是非いちど読んでみることをお勧めします。中々、こういう舞台設定はないですから。 アニメ化もされています。 さて、続いて題名にあるヴァレンシュタインとは、シラーの戯曲「ヴァレンシュタイン (岩波文庫)」でも有名なる、大傭兵隊長ヴァレンシュタインのことです。 こちらは、歴史好きなら説明するまでもないでしょう。 三十年戦争前半に大活躍して、最後は上司である皇帝フェルディナント2世に暗殺される彼の人は、傭兵隊長として成功を収め、貧乏貴族からドイツ有数の大貴族にのし上がり、分不相応な野心が故に身を滅ぼしたと言われています。 まぁつまるところ、悪名高い人物です(もちろん、勝てば官軍理論により、必要以上に悪し様に罵られております
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