大阪空港の中には複雑怪奇な「飛び地」がある。大阪府池田市に囲まれて豊中市の飛び地が存在するが、その池田市の飛び地は兵庫県伊丹市の飛び地に。「市販の地図も境界が正確かどうか分からない」と言われるどの複雑さだ 何気なく関西の地図を広げて眺めていると、境界線に囲まれた不思議な土地がぽつんとあることに気付く。土地の一部が行政区分を飛び越えて存在する「飛び地」だ。明治政府による土地台帳整備や、河川の流域変更、新田開発などで全国各地に生まれた。和歌山県北山村のように、村全体が県境を越えて飛び地になっている地域もあれば、寺の境内が飛び地になっているところも。大阪(伊丹)空港に至っては、飛び地の中に飛び地があるというレアな「二重飛び地」もある。関西は飛び地の宝庫。飛び地の成り立ちはさまざまだが、古くから続く村同士の“因縁”が横たわる場合もあり、おいそれと境界線を引き直せない事情もあるようだ。(大竹直樹)岸
![【関西の議論】家を買ったら「住所」違った…「飛び地」の宝庫・関西、日本最大から空港の中まで、動かしがたい“存在感”(1/4ページ) - MSN産経west](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4cdef653945c1a8543bfe2762c7b2e5f2122b625/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fsankei.jp.msn.com%2Fimages%2Fnews%2F140911%2Fwaf14091104530005-p1.jpg)