from パンドラの匣 EP - 1985
昨年1月、佐賀県が進める「先進的ICT利活用教育推進事業」についての問題点をシリーズで報じた。同事業は、平成26年度に入学する全県立高校の新入生全員にパソコンを購入させ、授業に生かそうという試み。事業開始までの過程を調べたところ、実証調査段階ではパソコン利用によって成績が向上したかどうかを示すデータがとられておらず、はじめにパソコンありきで始まった形。機材(パソコン)納入業者の選定は、「一者応札」という不明朗な形となっていた。パソコンの画面が発する「ブルーライト」と 呼ばれる健康に影響を与える光についても、対策は何も講じられていない。 最大の問題は、パソコンを購入しなければ入学させないという佐賀県の姿勢。購入義務化に批判が出たため、県は貸付制度を用意して保護者に理解を求めるとしていたが、その結果どうなったのか――。1年経っての現状を、改めて取材した。 高校入学にパソコン購入を義務づけ 一昨
富士山麓(さんろく)の朝霧高原にあるキャンプ場「ふもとっぱら」(富士宮市)で8月22日に10万人オールナイトライブを予定する歌手の長渕剛さんが10日、県庁を訪れ、静岡県の川勝平太知事と富士山の魅力について語り合った。 長渕さんは陸上自衛隊東富士演習場のある東側について「砲弾を撃ち込まれ、父のように黙ったまま背中で傷を受けている」と話し、ふもとっぱらのある西側は「お母さんのように優しい懐の深さがある。そんな両面を持っているのも一つの富士山ではないか」と表現した。川勝知事は「剛さんならではの見方だ」と評価した。
東京電力福島第1原発の廃炉に重くのしかかっている汚染水の処理が、思い通りに進まない。東電は1月下旬、「3月末まで」としていた汚染水の全量処理を断念したことを明らかにした。この期限は、安倍晋三首相と約束していたものであり、東電の“背信”は、地元住民の不安にもつながっている。原発事故から間もなく4年。汚染水問題を決着させる見込みはあるのか。(原子力取材班) ■エネ庁長官、“約束破り”に明らかに不満顔 「全力で取り組んできたが、見通しが大変厳しい。総理大臣との約束は大変重いものと思っているが、約束が果たせず、大変申し訳なく思っております」 東電の広瀬直己社長は1月23日、経済産業省資源エネルギー庁の上田隆之長官の部屋を訪れ、消え入りそうな声でこう伝えた。
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