これまで、IATについてと拡散過程モデルについて、それぞれ(ざっくりではありますが)お話をしてきました。そこからちょっと間が空いてしまいましたが(2週連続、ゼミ発表の資料作りをしておりました)、今回は実際にIAT分析に拡散過程モデルを使っている論文(英語のものと日本語のもの)を3つ紹介したいと思います。 Klauer, K. C., Voss, A., Schmitz, F., Teige-Mocigemba, S. (2007). Process-components of the Implicit Association Test: A diffusion model analysis. Journal of Personality and Social Psychology, 93, 353-368. これよりも先に、IATを拡散過程モデルで分析する話があります(Brendl et