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国際女性デーに拡散されたエスカレーター動画3月のある日、SNS上である動画が広く拡散されていた。 「今日は #国際女性デー 。映像はヤングカンヌで金賞を受賞したCM。」という文言を添え、クリエーターの富永省吾さんがTwitterにあげていた動画だ。 スーツをまとったサラリーマンらしき男性が、スマートフォンを持っているらしい手元に目をやったままエスカレーターに乗っている。別の二人のスーツ姿の男性が続く。上りエスカレーターだから、何をしなくても自動的に上に運ばれてゆく。対照的に、隣の下りエスカレーターでは、ひとりの女性が進行方向に逆行し自力で上がろうと奮闘している。ヒールのあるパンプスとタイトスカートではいかにも動きづらそうだ。少しでも歩を緩めれば、容赦無く低い位置に連れ戻される。動画の最後に「女性はこのような状況に置かれている」という意味の、「Women are in situation l
科学哲学は、哲学の中でも特に「科学とは何か」といった問題や、生物学などの個々の科学にまつわる哲学的問題を取り扱う分野である。哲学の中でもやや特別な分野なので、今回の記事では科学哲学に絞って、本を見ていきたいと思う。 科学とは何か 科学哲学の最初の一冊としては、A.F.チャルマーズ・著『改訂新版 科学論の展開——科学と呼ばれているのは何なのか?』(高田紀代志たかだきよし、佐野正博さのまさひろ訳、恒星社厚生閣)は広範なトピックスをバランスよく取り扱う入門書であり、お薦めしたい本である。初版はやや古い(1976年出版)ので、本書の前半部分の構成もそれに伴って一昔前[1]に主流だった書き方になっているが、改訂新版で後半部分が大幅に拡充され、新しい話題も手広くカバーされた。そのため本書からは、少し古い視点と新しい視点をともに学ぶことができる。 本書前半は、帰納主義→反証主義(ポパー)→パラダイム論な
アインシュタインは、量子力学をこの世界のもっとも基本的な理論の1つとは見なしていませんでした。その理由の1つとして、日常的なモノの実在性とその決定論的な運動を量子力学は許していないという点を挙げています。量子力学ではない、決定論的な実在の物理法則が他にあると信じていたのです。 『君は,君が見上げているときだけ月が存在していると本当に信じるのか?』 これはアインシュタインが親しい物理学者に向けて言ったとされる言葉です。量子力学はその月の実在性も否定する理論だったので、彼は死ぬまで不審に思い続けていたのでした。しかしアインシュタインが期待したような路線で成功をした理論は現れませんでした。一方で量子力学は、もの凄い精度でその正しさが実験的に確認をされている基礎理論として、広く認められるようになりました。 見えていた月が次の瞬間に振り返ってもまだ実在し続けることは、例えば人工衛星やロケットなどへの
【要約】 原理上国からの補助を一切受けることなく、産休・育休・無職期間を含め、全ての博士に対して最低年収300万程度を保証することが出来る。Ph.Dが他のPh.Dを仲間として認めることが最大の鍵である。世代間格差を解消し、研究能力を高め、リスクを取りやすくし、日本の国力を爆上げ可能な方法である。博士号取得者を大幅に増やし、高度知的社会に対応可能な世界を目指すための一里塚となる。 【本文】 日本の博士号取得者はおよそ40-50万人程度(注1)。多くが企業や公的機関などで働いていると思われる。既に引退して悠々自適の方もいらっしゃるだろう。一方、任期付きの研究員は全国で1万5千人程度である(注2)。無職の方・低賃金の職の方・特任の方・専業非常勤の方・定年後再雇用の方を全て(以後、ポスドクという場合はこれらすべてを指すこととする) 含めて同じぐらいいるとして、トータル3万人である。何のことはない。
変えるべきか、変えないべきかそれが問題だ。まるで、ハムレットだね。 ぼうちゃんは車が欲しかったから、自分の判断を信じたいのよね。 どっちでも確率は同じよ。 ぼうちゃんのモンティ・ホール問題 ぼうちゃんは、あるイベントに参加して同一の3つの扉をみせられました。このうち1つの扉の裏には新車があり、他の2つの扉の裏にはハズレのヤギがいます。ぼうちゃんは扉を選ぶよう求められ、1番の扉を選びます。でも、すぐに開けることはできません。どの扉に車があるか知っている司会者が残りの2つの扉の一方を選びますが、司会者は必ずヤギのいるハズレの扉を開きます。 ? どちらもヤギの場合は、司会者はランダムに選びます。ハズレの扉を開けた後に、ぼうちゃんに、はじめに選んだ扉を変えるか、変えないか、選び直す機会を与えます。扉を変えた方がいいのでしょうか。さて、あなたなら、どうします? ? ハズレ ぼうちゃんは、扉を変えずに
個人的にメールや掲示板などでさらっと流しているものを固定するためのログです。ご意見・ご批判は歓迎しております。Twitter@kyslogや匿名質問箱などへどうぞ。メールは''ky アットマーク crossacross.org''までお送りください。雑誌などへ掲載してくださるという方がおられましたら、ぜひご連絡ください。 目次 経済評論 景気/労働/平等 人口動態と経済 日本型雇用を誰が殺したのか 日本型雇用を誰が殺したのか――10年目の検証 デフレの高齢化原因論:《将来保証》のやり取りで考える長期停滞モデル 介護の賃金が上がらない理由 高齢化対応は少子化対策や移民受入ではなく定年変更が正道 不死なれど不老ならず:ディストピアとしての長寿化 貧困層支援策を格差拡大政策に裏返してしまう「罠」に気をつけよ 人口小国のタックスヘイブン化と人口大国の対処 グローバル化の必然の帰結としての不平等 囚
AsPredicted is a platform that makes it easy for researchers to pre-register their studies, and easy for others to read and evaluate those pre-registrations. To pre-register a study on AsPredicted, a researcher answers nine simple questions about their research design and analyses. The platform then generates a time-stamped, single page .pdf document that includes a unique URL for verification. On
生成AIを適切に用いることで、人間の予測精度を引き上げることができるのではないか──。そんな実証実験が論文で発表された。 『超予測力 不確実な時代の先を読む10カ条』で知られるペンシルバニア大学のフィリップ・E・テトロック教授などが進めた実験で、予測の際に「超予測の10カ条」を守るよう指示したLLM(大規模言語モデル)を使ったグループ、偏った考え方をするLLMを使ったグループ、LLMを使わなかったグループによる比較である。 その結果は、「超予測LLM」を使ったグループの予測結果が一番よかったのは当然として、次位に評価されたのは、意外なグループだった。 (小林 啓倫:経営コンサルタント) 「予測するAI」への期待 先日、デンマークでおよそ8割という高い精度で人間の死期を予測するAIが開発されたというニュースがあった(関連記事)。これはデンマークのほぼ全国民(約600万人)に関する、およそ8年
株式会社ビジネスリサーチラボ テクニカルフェローの正木郁太郎に対して、代表取締役の伊達洋駆が聞き手になり、ダイバーシティに関する研究動向、そして実践への含意を探りました。本コラムでは、対談の様子をお届けします。 ダイバーシティの定義 伊達: 正木さんはダイバーシティをテーマに博士論文を書き、その内容をまとめた書籍は学会賞を受賞してもいます。本日は、正木さんにダイバーシティ研究の動向についてお伺いします。まずは、「ダイバーシティとは何か」というところから教えてください。 正木: ダイバーシティは端的にいうと集団内の「分散」を指します。違うものが混ざっているか、それともみんな同じか。これが、社会心理学や組織行動の研究におけるダイバーシティの最もシンプルな定義です。 もう少し深めていきましょう。研究でよく扱われるのが、「何の要素に関するダイバーシティなのか」に関する2つの観点です。 1つ目は「中
今日の心理学は、過去の研究知見が再現されないという問題(再現性の危機)に直面しています。人間の行動を説明・予測する普遍的な命題を定立することを目的とする心理学が積み上げてきた研究成果は、砂上の楼閣に過ぎないのでしょうか。こうした問題に応えようと、心理学者たちは、過去の知見の再現可能性を確認する研究に取り組んでいます。 第3回では、アイディアを出す手法であるブレインストーミングの知見についてご解説いただきます。 ブレインストーミングとは 筆者が好きな漫画のひとつ、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」にこんなひとコマがある。主人公の比企谷八幡(ひきがや・はちまん)が通う高校が、他校と合同でイベントをすることになり、比企谷はそれを手伝うことになる。他校との話し合いの場、合同イベントの内容を決めるためのアイディア出しをするところで、他校の代表が「じゃあ前回と同じくブレインストーミングからや
宗教の起源 作者:ロビン・ダンバー,小田哲白揚社Amazon 本書はダンバー数で有名な進化心理学者ロビン・ダンバーが宗教を語る一冊.これまでに宗教を進化的に説明するものとしては,(宗教が信者に誤信念を抱かせ,儀式等にコストをかけさせることから個体にとって適応度を下げるものであることを前提にして)進化的に形成された適応的な認知傾向による副産物だとするもの(アトラン,ボイヤーなど),原始宗教は副産物であり,さらに組織化された宗教にはミーム複合体の側面もあるとするもの(デネット,ドーキンスなど),文化進化として説明するもの(ライトなど),マルチレベル淘汰をもちだして集団や社会にとって適応的であると説明するもの(DSウィルソンなど)などがあった.本書では,前提を見直して宗教は個体にとって適応的だったのではないかという観点から説明を試みるものになる.そしてその説明はこれまでのダンバーの研究領域である
はじめに twitterで以下のツイートを見かけました。 R :: mixgb 📦https://t.co/TuD7bEU9hT mixgb は XGBoost を使用した多重代入法の R 📦 XGBoost による予測値に対して,predictive mean matching (PMM) で補完をしており,https://t.co/BYkjF6eg0E にあるような複数の方法が実装されている(Algo. 1) 🔖 arXiv: https://t.co/wmwVcMyeB7 pic.twitter.com/gelg2hJYF5— Maxwell! 🌃 🌻 (@Maxwell_110) 2022年8月4日 リポジトリはこちらです。 github.com 機械学習による多重代入というものが気になったので、論文を読んで簡単にまとめます。 概要 Rubin (1978)によって多重代
心理学において、これまでに得られた著名な研究結果が再現されないという再現性の危機が話題となっています。その原因の一端は、統計的仮説検定の使用にあると考えられています。そして、仮説検定のオルタナティブとして、ベイズ統計学に対する注目も高まっています。しかし、仮説検定がもつ問題の一部がどのようにしてベイズ統計学によって解決されうるのか、両者の立場の相違、ベイズ統計学の限界などについて、心理学においてまだ十分な議論がなされていないように見受けられます。そこで今回は、こうした再現性の危機と仮説検定の関係、ベイズ統計学の可能性と限界について、テンプル大学統計科学部助教授のマクリン謙一郎先生にご解説いただきました。 ※今回の記事は、統計的意思決定、仮説検定、ベイズ統計学について基礎的な知識があることを前提としています。あらかじめご承知おきのうえお読みください。 はじめに 再現性の危機が心理学を含む諸分
出席票を配るくらいなら、大福帳を使おう 教員にとって、受講生の出欠は重要な関心事項である。授業の出席を取らない場合は、急速に出席者が減る。受講生の何割かはそもそもその授業に関心がないこと(単位の蓄積のみに関心がある)、そして、ある確率で教員が自分の授業を魅力的なものにすることに失敗すること(あるいはそもそも努力しないこと)があることを考えれば、受講生が出席しようがしまいが記録されないということで、出席者が減少するのは自然な成り行きである。 したがって出席を取るわけだが、代理で返事をしたり、代わりに出席票を書いたりするという不正が起こることになる。もし、大福帳を使えば、代理で記入することは不可能になる。二人分の大福帳を記入することは、やっかいなことであるし、すぐに見破られてしまう。 大福帳は不正がしにくいという以上の利点を持っている。それは、これまでの出席状況が一目でわかるということである。
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