地方の図書館の未来を考える「高知県図書館大会」が17日、高知市で開かれ、都会と地方の情報格差を広げないためにも、地方にこそ高度な機能をもった図書館が必要だという提言が出されました。 17日、高知市のオーテピア高知図書館で開かれた大会には、オンラインでの参加も含め、県内の図書館の司書などおよそ170人が出席しました。 県内では、新たな図書館の建設が進んでいるものの、専任の職員が不足しているなどの課題が報告されました。 このあと、立命館大学文学部の元教授の常世田良さんが図書館にある企業情報のデータベースを活用した起業支援や、学生の就職活動の支援に取り組んでいる実例を紹介し、都会と地方の情報格差を広げないためにも、地方にこそ高度な機能をもった図書館が必要だと提言しました。 県内の図書館で働く女性は「図書館は本を借りたり勉強したりするだけの場所でないことをみなさんに広く知ってもらいたいです」と話し