私がツイッターやブログのヘッダー画像として使っている古地図は、1939年に中国で発行された『中華疆界変遷図』という中等学校用の地図である。 中国が現在取り組んでいる領土拡張は、日本から見ると対外侵略だが、中国からすれば、「領土完整」と言って、本来中国領であった場所を取り戻そうとしているだけである。では、本来の「中国領」とはどの範囲なのか。この中華疆界変遷図はその範囲を示している…と見ていいだろう。 赤枠内が本来の「中華」であるということなのだが、北側をよく見ると、樺太が入っている。 百度百科(中国のウィキペディアみたいなの…ここで掲載されている情報や見解は、「中共公認」と見て良いと思う)で樺太(中国語名:库页岛)を調べてみると、 库页岛原本是中国领土。(樺太は元々中国領土である) …と書いてあるから、たぶんこれは中国の公式見解でもあるのだろう。 それにしても、どういう理屈であろうか。 【目