AKB48やももクロブームのおかげで、これまでの“アイドルヲタ=キモい”のイメージがずいぶん様変わりしたなぁと感じている。いまや、普通に可愛い女子中高生が握手会に並び、え? モデル? と錯覚してしまうくらいに綺麗な女性が、メンバーと同じ衣装にコスプレしてペンライトを振り、普通にモテそうなイケメンが法被を着たりしてメンバーの名前を叫んでいる。市民権を得るところまで来たとは言わないが、限りなくそれに近いところまでカルチャーとして裾野が広がったといえるだろう。 そしてその広がった地上でのアイドルブームは、地下現場にどんな影響を与えたのか。 正確にいうと、実は地下現場自体にはほとんど影響はない。一番大きいのは半地下、半地上クラスの現場だ。100~500人のファンを呼べるグループのことを指すが、ここの荒れ方は酷いものがある。地上の現場で覚えたにわかの応援を我が物顔で、とにかく騒ぎたいだけの輩が大量発