ハビエル・アギーレ監督が解任された。アジアカップの早期敗退を巡る引責ではなく、あくまで「八百長疑惑」による日本代表チームへの悪影響を懸念しての交代だった。果たしてこの決断はどう見るべきなのか。今週の『J論』では複数の識者があらためてこの問題に切り込む。宇都宮徹壱は急転直下の解任劇にある種の危うさを見て取った。 (C)宇都宮徹壱 ▼あれは突然の翻意だったのか 「昨夜(2月2日)、スペインの検察の告発が受理されたという事実が確認されたため、6月から始まるW杯アジア予選への影響を考慮して、契約解除を決断しました」 このたびのハビエル・アギーレ監督の「契約解除」(JFAは「解任」という言葉を頑なに避けている)について、2月3日の緊急会見に臨んだ大仁邦彌会長は、このように説明している。解任の理由は八百長疑惑でなければ、アジアカップがベスト8に終わったことでもなく、あくまでも「W杯アジア予選への影響」
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