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ブックマーク / piano-fire.hatenablog.jp (5)

  • 「語りかけられる」ことと「眺める」こと - ピアノ・ファイア

    上岡龍太郎曰く、テレビ番組の話芸は「観客に語りかける玄人の話芸」から「芸人同士の素人会話」を眺めさせる形へと変質した。前者の「話芸」を体験したことのない日人も増えていることだろう。 テレビ番組によって「眺める」という態度が醸成された「世代」があると仮定するならば、もしかすると、フィクションの読まれ方もそれが規定しているかもしれない。 講談社の伝説的編集者、内田勝は「ぼくら」をキーワードに雑誌作りをした。 「奇」の発想―みんな『少年マガジン』が教えてくれた 内田 勝 三五館 1998-05 売り上げランキング : 313906 Amazonで詳しく見る by G-Tools 「ぼくらがぼくらに向けて語りかける」スタイルが受け手の心を掴むと同時に、80年代の『ホットドッグ・プレス』は「童貞が書いて童貞が読むバイブル」などと内に閉じてる様子が揶揄されたりもした。 これは現代と比較するとどう考え

    「語りかけられる」ことと「眺める」こと - ピアノ・ファイア
  • 「彦根屏風」とジョジョ立ち - ピアノ・ファイア

    これ、夏目房之介さんが五年以上前にネタにしていたのと同じやつですね。 完全に一致www ジョジョ立ちは安土桃山時代からあったことが判明wwwww - VIPPER速報 | 2ちゃんねるまとめブログ この雑誌に載っている、 表現 Human Contact No.2 - ミネルヴァ書房 ―人文・法経・教育・心理・福祉などを刊行する出版社 「マンガ的思想」のネタですね。 http://t.co/KKJpKL0iSD これに載ってる、これですね @izumino pic.twitter.com/PhGbX1uxNA— 泉信行 (@izumino) October 10, 2013 「元祖ジョジョ立ち!?」というツッコミがある ところで、彦根屏風は江戸時代の制作……とされているはずですけど、なんでまとめブログでは「安土桃山時代」って紹介されてるんだ? 安土桃山時代 - Wikipedia

    「彦根屏風」とジョジョ立ち - ピアノ・ファイア
  • ネット時代の「影との戦い」/『ガッチャマン クラウズ』最終話を観て - ピアノ・ファイア

    テレビ系アニメ 「ガッチャマン クラウズ」オリジナル・サウンドトラック 岩崎 琢 バップ 2013-08-27 売り上げランキング : 574 Amazonで詳しく見る by G-Tools ガッチャマン クラウズ|日テレビ シナリオ運びの妙とキャラクターの魅力に引き込まれて観賞していた*1アニメですが、完結してみれば、自我の拡散したネット時代における、自己像の統合をうまく描いたような話で驚きがありました。 自分の中での『ガッチャマン クラウズ』は結局のところ、総論すれば現代(ネット時代)版『ゲド戦記』という趣の作品です。 影との戦い ゲド戦記I (物語コレクション) アーシュラ・K. ル・グウィン Ursula K. Le Guin 岩波書店 1999-10-05 売り上げランキング : 633347 Amazonで詳しく見る by G-Toolsこわれた腕環 ゲド戦記II (物語

    ネット時代の「影との戦い」/『ガッチャマン クラウズ』最終話を観て - ピアノ・ファイア
  • NHK Eテレ「ハリウッド白熱教室」で解説された音響効果 - ピアノ・ファイア

    http://www.nhk.or.jp/hakunetsu/hollywood/index.html 講師は南カリフォルニア大学の名物教授で、「ハリウッドの生き字引き」と呼ばれるドリュー・キャスパー。 この最終回のテーマは「音響効果」で、ゆうべ録画を興味深く見ていました。 フランシスコ・フォード・コッポラ監督の『地獄の黙示録』以降言われるようになった「サウンドデザイン」という概念の成り立ちや、映画音楽家のヘンリー・マンシーニの仕事の紹介が印象に残りました。 ヘンリー・マンシーニ - Wikipedia 特にマンシーニの映画音楽に関しては、『ティファニーで朝』や『いつも2人で』において、映像(役者や車などの動き)のタイミングと同期させた曲作りを紹介しています。 「これは音楽を先に作ってから撮影したのでは?」と思ったドリューは『いつも2人で』のスタンリー・ドーネン監督に直接尋ねてみたところ

    NHK Eテレ「ハリウッド白熱教室」で解説された音響効果 - ピアノ・ファイア
  • 黒髪キャラを「黒以外」の色で塗る場合のチェックポイント - ピアノ・ファイア

    「自然の黒」は「絵の具の黒」じゃない 小中学校の美術の授業で習ったことがあると思うのですが、絵の具で人間の髪の毛を塗る場合、「黒の絵の具だけで色を出すな」と教わりませんでしたか? ぼくの母校では、何も知らない生徒が真っ黒にベタ塗りしてから「なんか変だぞ」と悩んでいるところに、先生が「ちょっとだけ緑や茶色を混ぜればいいよ」と教えてくれていたものでした。 (同じように、「肌色」を真っ茶色やピンクに塗ってしまった生徒にも「ほんのちょっとだけ緑を混ぜよう」と教えていたのを良く覚えています。) 光の反射で色が変わる 専門的な絵画の技術としては「黒は三原色の混色で作れ、絵の具の黒は使うな」と指導されることもあると思います。 なぜ「黒の絵の具」をそのまま使わないのか、美術の基から考えてみましょう。 美術史の発展にともない、「ものの色とは、もの自体に色があるのではなく、ものが反射する光の色なのだ」という

    黒髪キャラを「黒以外」の色で塗る場合のチェックポイント - ピアノ・ファイア
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