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ブックマーク / realsound.jp (3)

  • 『TENET テネット』徹底解説! “時間の逆行”、登場人物の背景、そしてノーランの哲学まで

    ジャン・コクトーが監督した実験映画『詩人の血』(1930年)は、夢のように幻想的な世界を映し出す、55分の作品である。その冒頭に映し出されるのは、工場の巨大な煙突が崩れ始めるという、唐突な短いカット。そして、映画の終わりには、煙突が崩れ去る瞬間のカットが、再び挿入されている。つまり『詩人の血』の内容は、煙突が崩れ始めてから崩れ去る瞬間に起きた出来事だったということだ。映画は現実に似た虚構であり、時間をどのようにも圧縮し、引き延ばし、逆回転し、操ることができる。その試みは、映画歴史の初期より行われてきたことだ。 作家としての個性と、娯楽性を兼ね備えた作風で、いまや最も注目される映画監督といえるクリストファー・ノーランは、『メメント』(2000年)や『インセプション』(2010年)に代表されるように、映画における時間の表現や概念を、いまもなお更新し続ける作家だ。そして、彼の新しい挑戦作『TE

    『TENET テネット』徹底解説! “時間の逆行”、登場人物の背景、そしてノーランの哲学まで
    linsk
    linsk 2020/09/28
    見てきたのでネタバレ……というか解説記事が読める。もう一度IMAXで見に行くつもり。
  • 現役看護師が見た『アンナチュラル』の面白さ 法医学へのドラマ的アプローチを考察

    に新設された「不自然死救命研究所」で展開するヒューマンミステリードラマ『アンナチュラル』(TBS)。平均視聴率は2桁をキープと好調で、法医学を扱ったドラマの注目の高さが伺える。 これまで法医学を題材とし好評を博した作品には1998年『きらきらひかる』(フジテレビ)、2009年『ヴォイス〜命なき者の声〜』(フジテレビ)、2011年『ブルドクター』(日テレビ)などが挙げられ、監察医、法医学指導教員、医学生など法医解剖に携わる人々が遺体からその人の生の痕跡を追求するという展開だった。一方、『アンナチュラル』は、従来の法医学ミステリーのストーリーの王道を追従する面もありながら、「不自然死究明研究所」、すなわち「UDI(Unnatural Death Investigation)ラボ」というスタッフわずか5名の架空民間組織を舞台に据えることで、法医解剖医、記録員、臨床検査技師など、法医解剖の実

    現役看護師が見た『アンナチュラル』の面白さ 法医学へのドラマ的アプローチを考察
    linsk
    linsk 2018/02/17
    看護師さんが見る #アンナチュラル [ドラマ][アンナチュラル]
  • 初代ゴジラの“呪縛”から逃れた『シン・ゴジラ』 モルモット吉田が評する実写監督としての庵野秀明

    公開3週目を迎えても『シン・ゴジラ』の勢いは依然、衰えを見せない。IMAX、MX4D、通常上映と、毎回環境を変えて観ていたが、この原稿を理由にまた劇場に足を向けてしまった。高圧縮の情報量、現実の反映、オマージュ、トリヴィア、語られないまま終わった謎への解釈など、まるで20年前の『新世紀エヴァンゲリオン』テレビシリーズ放送終了後から翌年の劇場版公開にかけての熱狂が再現されているようだ−−と言っては言いすぎだろうか。いずれにせよ、繰り返し観ることで細部を語る魅力が増す作品であることは間違いあるまい。 マイナスをプラスにさせる庵野秀明のアレンジ ここでは、〈庵野秀明にとってのゴジラ〉から話を始めてみたい。というのも、特撮好きなエヴァの監督というイメージから誤解されがちだが、これまで庵野はウルトラマンほどの熱狂をゴジラには見せていなかったからだ。『シン・ゴジラ』の原点となる第1作の『ゴジラ』(54

    初代ゴジラの“呪縛”から逃れた『シン・ゴジラ』 モルモット吉田が評する実写監督としての庵野秀明
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