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ブックマーク / synodos.jp (11)

  • 終の住処としての外国――スイスの老人ホームにおける 「地中海クラブ」の試み/穂鷹知美 - SYNODOS

    今日、様々な事情で住み慣れた国を離れ、外国に住んでいる人が、世界中に大勢います。その人たちは、若い頃は、海外暮らしにほとんど支障も葛藤もないかもしれませんが、高齢になってくると、心境や状況はどう変わっていくのでしょう。今回は、外国生活が長い人の間でも、話題にされることが少なく、対応の検討が先送りにされがちな、外国での老後というテーマについて、スイスの老人ホームを例に、少し具体的に考えてみたいと思います。 スイスの公立老人ホームは、全般にアメニティーが高く、居住者は一見不自由のない生活をしているように見えます。例えば人口10万人強のヴィンタートゥアWinterthur市にある市営老人ホームは、交通の便の良い市内の五ヶ所にバランスよく点在しており、ホームの敷地内には、一般のひとも利用できる庭やレストランのほか、美容室や保育園(現在建設中)なども併設されています。居住者は自活能力に合わせてサービ

    終の住処としての外国――スイスの老人ホームにおける 「地中海クラブ」の試み/穂鷹知美 - SYNODOS
    linsk
    linsk 2019/02/14
    考えさせられる。いろいろな示唆に富んだ記事。
  • 特集:日常の語りに耳を澄ます/荻上チキ責任編集 α-Synodos vol.230 - SYNODOS

    今回の特集は「日常の語りに耳を澄ます」です。 さまざまな課題が突き付けられる現代。私たちは、問題解決のために邁進しています。でも、ちょっと立ち止まって、今いる日常の声に耳を傾けてみてください。問題解決への糸口が、そこにあるかもしれません。 特集第1稿は、駒澤大学教授、荒井浩道氏へのインタビューです。「支援」において「問題」を繰り返し問いただすことは、果たして当に支援的なのでしょうか。クライエントの語りに注目し、「問題」に直接触れず、結果としての問題解決を目指す、ナラティヴ・アプローチ。その思想と実践について、ご説明いただきました。 続いては、福井県立大学講師、浜隆三氏による、アメリカ白人至上主義Q&Aです。白人至上主義と秘密結社の関わりを、「クー・クラックス・クラン」の盛衰を軸に読み解きます。トランプ氏とのつながりも指摘される中で、現在のクランの立ち位置、トランプ現象との関わりはどうい

    特集:日常の語りに耳を澄ます/荻上チキ責任編集 α-Synodos vol.230 - SYNODOS
  • 変わる沖縄——失われる心と「沖縄問題」/沖縄大学客員教授、仲村清司氏インタビュー - SYNODOS

    地上戦を経験し、焦土と化した沖縄。たくましいオバァたちが、戦後復興を支えてきた。その沖縄が、今、再開発で変わりつつある。失われていく沖縄の風景、そして心、アイデンティティ。変わりゆく姿は、沖縄社会に軋轢を生んでいる。広がる格差、県内での対立。殺伐とする社会の中で、次の世代につないでゆくべき沖縄の姿とは。沖縄に関する多数の著書を執筆されている、作家の仲村清司氏に伺った。(取材・構成/増田穂) ——仲村さんはご両親が沖縄のご出身で、ご自身は大阪のお生まれですよね。現在は那覇にお住まいとのことですが、何がきっかけで沖縄に移住しようと思ったのですか。 僕は大阪の中でも此花区という、沖縄出身者や在日コリアンが多い地域で育ったんです。当時は学校に行けば4人に1人は被差別民族という環境でした。大阪は今でも同和政策がありますが、その頃も差別は多く、自然に部落の問題や自分のルーツである「沖縄」という存在に敏

    変わる沖縄——失われる心と「沖縄問題」/沖縄大学客員教授、仲村清司氏インタビュー - SYNODOS
    linsk
    linsk 2017/08/24
    沖縄の人たちも読むべき。
  • 蓮舫氏の『二重国籍』は問題なし。説明責任は法務省にあり/奥田安弘×荻上チキ - SYNODOS

    民進党・蓮舫代表の国籍をめぐる問題が再び注目を集めている。そもそも「二重国籍」であることは問題なのか? そして、蓮舫代表が国籍資料を公表することにどういった影響があるのか。中央大学法科大学院教授・奥田安弘氏が解説する。2017年7月13日放送TBSラジオ荻上チキ・Session-22「民進党・蓮舫代表の『二重国籍』は問題なし。説明責任は法務省にあり」(構成/大谷佳名) ■ 荻上チキ Session-22とは TBSラジオほか各局で平日22時〜生放送の番組。様々な形でのリスナーの皆さんとコラボレーションしながら、ポジティブな提案につなげる「ポジ出し」の精神を大事に、テーマやニュースに合わせて「探究モード」、「バトルモード」、「わいわいモード」などなど柔軟に形式を変化させながら、番組を作って行きます。あなたもぜひこのセッションに参加してください。番組ホームページはこちら →https://ww

    蓮舫氏の『二重国籍』は問題なし。説明責任は法務省にあり/奥田安弘×荻上チキ - SYNODOS
    linsk
    linsk 2017/07/24
    なるほど。
  • ローコンテクスト社会で<通訳する>ということ――新潟県立大学「政治学入門」授業公開/田村優輝×浅羽祐樹 - SYNODOS

    新潟県立大学国際地域学部では、「政治学入門」はカリキュラム・ポリシー上「共通基幹科目」として位置づけられていており、1年生後期に開講されている。2年次進学時に、4つのコースの中から「国際社会コース」や「地域環境コース」に進む場合、必修科目になっている。 入門科目という特性上、「国際政治学」「比較政治学」「計量政治学」「比較地球環境政治・経済」など2年次以降の発展的学習に向けて土台を築くことを目標にしている。同時に、コース選択はどうであれ、幅広い「教養」のひとつとして履修する学生も対象にしている。そのため、政治学であれ法学であれ、「見知らぬ街」にたどり着いたときに、まず「地図」を手にする体験とはどういうことなのか、についてもメタ的に伝えたいと考えて、シラバスを作成し毎回授業に臨んでいる。 その一環として、外交という「別の街」の第一線でプロフェッショナルに仕事をしている田村優輝氏(外務省アジア

    ローコンテクスト社会で<通訳する>ということ――新潟県立大学「政治学入門」授業公開/田村優輝×浅羽祐樹 - SYNODOS
  • 亡くなられた方々は、なぜ地域社会で生きることができなかったのか?――相模原障害者殺傷事件における社会の責任と課題/渡邉琢 - SYNODOS

    亡くなられた方々は、なぜ地域社会で生きることができなかったのか?――相模原障害者殺傷事件における社会の責任と課題 渡邉琢 介護コーディネーター 福祉 #障害者福祉#相模原障害者殺傷事件 「勤君は、母親によって殺されたのではない。地域の人々によって、養護学校によって、路線バスの労働者によって、あらゆる分野のマスコミによって、権力によって殺されていったのである。」(横田1979:24) 事件から二週間近くが経過した。事件についてはすでに多くの方々、あるいは団体が、意見や声明を発表している(注1)。報道では、容疑者がなぜ犯行に及んだのか、どんな人物だったのか、あるいはその責任能力はどうなのか、などに関心が高まっているが、ここでは容疑者個人の責任という側面はいったん脇におき、この事件を生む背景となった「社会の責任」、あるいはそこから浮かび上がる「社会の課題」ということを考えてみたい。 (注1)事件

    亡くなられた方々は、なぜ地域社会で生きることができなかったのか?――相模原障害者殺傷事件における社会の責任と課題/渡邉琢 - SYNODOS
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    linsk 2016/08/14
  • 手術直前にカミングアウト/遠藤まめた:連載「二歩先はゾンビ」 - SYNODOS

    「今度、大切な人が来るんだ」と親にメールしたヒロは、絶賛入院前夜なのだった。ときは5月。数日後には手術を控えていた。おなかに「爆弾」を抱えながら、ヒロはケータイをおいて、そっと溜息をついた。 こわい。でも、もう逃げることはできない。「大切な人」とは、一緒に暮らしているパートナー・わかさんで、ふたりは戸籍上・同性カップルだった。不安で表情の浮かないわかさんが「家族」としてヒロの手術に立ち会うためには、ヒロが親に「この人がパートナーなんです」とカミングアウトすることが避けられなかった。 さて、ふたりの運命や、いかに! ……連載は、マイノリティである個人が、さらに「もう1歩」進んだ状態に陥った際に見えるゾンビ的世界について洞察を試みていく、血と涙(と笑い)の体験記である。マイノリティ要素がひとつあるだけでも厄介なのに、いわゆるダブル・マイノリティの状態に陥ったとき、人はあまりにオンリーワンかつ

    手術直前にカミングアウト/遠藤まめた:連載「二歩先はゾンビ」 - SYNODOS
  • 「良い作品を作ろう!」主義がもたらす弊害――日本のアニメはブラック業界/くみかおる - SYNODOS

    先日寄稿した拙論「なぜ若者は遣い潰されるのか――日のアニメはブラック業界」には予想を超える反響があって驚いた。何より驚いたのは、当のアニメ業界内部の方々からの反応が大きいことだった。それも怒りの反応が圧倒的だ。 だがそれも考えてみれば予想してしかるべきだった。まずアニメにはジャーナリズムが働いていない。アニメ情報誌はたくさんあっても、業界の歪みを糾弾することはけっしてない。アイドル雑誌と同じで、アイドルならぬ人気キャラクターの版権イラストを業界側から提供してもらわなければあっという間に休刊に追い込まれる。 そのうえ大手マスコミもこの手の情報誌あがりのライターの言説を取り上げる傾向が近年あるため、アニメの監督や有名スタッフたちは「クリエイター」としてひたすら持ち上げられる。 アニメ情報誌の老舗『アニメージュ』の表紙。アイドル雑誌の紙面作りを踏襲しているのがわかる。 そこに「労働者」という視

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    linsk 2015/07/26
  • 「文化が違うから分ければよい」のか――アパルトヘイトと差異の承認の政治/亀井伸孝 - SYNODOS

    文化が違うから分ければよい」のか――アパルトヘイトと差異の承認の政治 亀井伸孝 文化人類学、アフリカ地域研究 社会 #アパルトヘイト#曽野綾子 ・曽野綾子氏の産経新聞コラムには、第一の誤謬「人種主義」と、第二の誤謬「文化による隔離」の二つの問題点がある。 ・現状において、より危険なのは、第二の誤謬の方である。 ・文化人類学は、かつて南アフリカのアパルトヘイト成立に加担した過去がある。 ・アパルトヘイト体制下で、黒人の母語使用を奨励する隔離教育が行われたこともある。 ・「同化」を強要しないスタンスが、「隔離」という別の差別を生む温床になってきた。 ・「異なりつつも、確かにつながり続ける社会」を展望したい。そのために変わるべきは、主流社会の側である。 2015年2月11日の『産経新聞』朝刊に、曽野綾子氏によるコラム「透明な歳月の光:労働力不足と移民」が掲載された。 「外国人を理解するために、

    「文化が違うから分ければよい」のか――アパルトヘイトと差異の承認の政治/亀井伸孝 - SYNODOS
  • スコットランドで何が起こっているのか――民族とアイデンティティを超えた独立運動/久保山尚 - SYNODOS

    スコットランドで何が起こっているのか――民族とアイデンティティを超えた独立運動 久保山尚 スコットランド史、スコットランド政策研究 国際 #スコットランド#独立運動 イギリス[*1]北方のスコットランドは、UKからの独立を問う住民投票を間近に控えている。 2012年にUK・スコットランド両政府間で住民投票開催が合意され、独立賛成派と反対派がキャンペーンを繰り広げてきた。独立賛成・反対への支持は、2013年末~2014年初頭に若干賛成派が伸びを見せたものの、一貫して賛成3割強、反対5割弱程度で推移し、スコットランドはUK内にとどまるものと思われてきた。 しかし8月に入り、独立への支持が急速に伸び始め、最新の世論調査では賛成派が過半数を超える[*2]など、状況は刻一刻と変化している。スコットランドの独立が俄かに現実味を帯びてきているのだ。 いったい何が起こっているのか。何がスコットランド人を独

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  • メキシコ市のストリートチルドレン――アンドレとレイナの生活を足がかりに/小松仁美 - SYNODOS

    ――発展途上国を訪れて、薄汚い格好の子どもに群がられた。 TVや雑誌で、マンホールやごみ山に住む子どもの映像や写真を目にするように、私たちは、経験や報道を通じてストリートチルドレンに触れる機会がある。そして彼らについて「汚い」・「危険」などのイメージや、貧困・孤児を原因とするなどといった何らかの知識を持ち合わせている。 ところが、私たちのイメージや知識はあやふやで曖昧模糊としている。「ストリート」とはどこを、「チルドレン」とは何歳までを、そして「ストリートチルドレン」とは何者を指すのか。マンホールや廃屋は「ストリート」なのか。21歳は「チルドレン」と呼べるのか。プチ家出や街頭をうろつく非行少年は「ストリートチルドレン」にはいるのか……? 「ストリート」と「チルドレン」との2語から成るこの造語は、1940年頃のラテンアメリカの中所得国を舞台に、子どもの権利を奪われてストリートにおいて労働や生

    メキシコ市のストリートチルドレン――アンドレとレイナの生活を足がかりに/小松仁美 - SYNODOS
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