インタビュー 「平成ゴジラ」特撮チームが作った実写巨大ロボット・バトルアクション映画『ガンヘッド』の魅力を美術監督・三池敏夫が語る 『ゴジラ』をはじめとする特撮怪獣映画で知られる東宝と、『機動戦士ガンダム』で有名なサンライズが強力タッグを組んで作り上げた映画『ガンヘッド(GUNHED)』(1989年/監督:原田眞人)は、巨大コンピューターが支配する未来の地球を舞台に、巨大ロボット「ガンヘッド」に乗り込む若者ブルックリンと仲間たちが凄絶な死闘を繰り広げる「SF特撮メカニックアクション作品」である。 元号が「昭和」から「平成」に代わってすぐ、新時代のSF特撮映画を目指して企画された本作は、後に『ゴジラVSビオランテ』(1989年)でゴジラを5年ぶりに「復活」させることになる川北紘一氏が特技監督を務め、90年代に「平成ゴジラシリーズ」「VSシリーズ」と呼ばれる平成期ゴジラの人気シリーズにも携わる