情報通信技術(IT)の活用により世界的規模で生じている急激かつ大幅な社会経済構造の変化に適確に対応することの緊要性にかんがみ、高度情報通信ネットワーク社会の形成に関する施策を迅速かつ重点的に推進するために、平成13年1月、内閣に「高度情報通信ネットワーク社会推進戦略本部(IT総合戦略本部)」が設置されました。
そうそう人月はなくならない。世界の何処だってヒトを売るときは人月だ。同じヒトを買うならユーザー企業が直接雇用した方が方が安いし組織の壁がなく合理的だ。米国で日本よりパッケージの活用が進むなど合理的な情報システムが構築されやすいのは、一時的なコンサルティングやプロフェッショナルサービスはともかく、システムの企画とか調整はユーザー企業の従業員が行っていることが大きい。きっちり業務プロセスから見直すことができるし、ちゃんとコストを下げるインセンティブが働いているのだ。 日本でそういった企業が少ないのは、ジョブローテーションの中で情シス部門のスペシャリストを育て、しかるべき処遇を用意することが難しく、減点法の人事評価ではリスクを取って新しい技術を導入するより、付き合いの長い業者に丸投げして失敗を避け、或いは失敗しても責任を押し付けた方が得だからだ。 つまりユーザー企業の発注能力が低いとか、重層的な
2007年11月22日21:30 カテゴリLove 貧乏な社会で子を産むな id:buyobuyoさんがご立腹のようだが、どちらも怒りの矛先が微妙にずれていてBlue on Blue(同士討ち)状態になっているように見えるので蛇足。 2007-11-21 - 捨身成仁日記 炎と激情の豆知識ブログ! 出産育児一時金にこだわっているようだが、そもそも、出産育児一時金は出産しないともらえないわけだが。今回の記事は、「妊婦健診を一度も受けず、生まれそうになってから病院に駆け込む「飛び込み出産」」がテーマで、妊婦健診の時に出産育児一時金は使えないんだけど。いまどきの産婦人科はつけが利くの? 「貧乏人は子を産むな」と言っている人々は、一つ重大なことを忘れている。 子を産むのは確かに親だが、子を育てるのは親だけではないということを。 日本においては、「親は子を産むばかりではなく、育てることに関しても10
前回のエントリーで「Numero」http://www.numero.jp/ (女性向けファッション誌)で赤木さんのインタビューを掲載しましたが、構成上は以下のエッセイが前の頁にきます。一部抜粋します。 リード “30 歳からの恋”を邪魔するもの 「結婚どころか恋愛も難しい」という声をよく耳にする昨今。 恋愛は自然にできると思っていたけれど、どうしたというんでしょう? 30 歳からの恋を邪魔するものは、一体何なのでしょうか? 「いい男がいない、いても結婚している」というボヤキは、未婚の30 代以上の女性たちが集まって、ご飯でも食べに行けば、誰かが必ず言うセリフ。「はいはい、負け犬の遠吠え、遠吠え(笑)」と自嘲気味に笑っている分には、まだ余裕があるように見えます。でも私は、社会の変化を長い目で見れば、それは「負け犬の叫び声」に変わるように思えるのです。 30代にもなれば、若気の至りで突き進む
昨日、スタンフォード大学でVirtual Goods Summit 2007というのがあったので行ってきました。ゲーム、デートサイト、SNS、バーチャルワールドなど、いろいろなオンライン事業で売り買いされるバーチャルグッズと、それにまつわる経済の話。 で、中身はさてはおきつ、しみじみ思ったのが、 「日本って、本当に世界から隔絶されてるんだなぁ」 ということ。 <コンファレンス風景> 200人弱のキャパの会場で300人くらいの参加者がいて、非常に盛況な雰囲気でありました。朝から夕方まで6つのパネルディスカッションがあったのだが、メジャーな会社から多数がスピーカーとして登場した上、会場にもいろいろな関係会社の人々が大勢。多分300人の参加者のうち50-100人くらいは、業界インサイダーだったと思われます。会場から手を上げて質問する人も、多くが、モデレータから個人名で 「Oh, John!」 み
第1回全日本剣道選手権大会決勝 榊原正錬士対阿部三郎教士 第1回全日本剣道選手権大会は、昭和28年11月8日、東京の蔵前国技館で全国より53名の剣士が参加して開催。1万人を 第1回全日本剣道選手権大会決勝 榊原正錬士対阿部三郎教士 第1回全日本剣道選手権大会は、昭和28年11月8日、東京の蔵前国技館で全国より53名の剣士が参加して開催。1万人を超える 観衆が集まった。 本大会は、戦前の剣道界の慣習であった専門家、非専門家の区別を廃し、選手の資格は年齢、段位、称号などに一切の制限を設けず、 各府県の予選を経て代表者を出し、剣道日本一を決するという画期的な構想によるものだった。 優勝の榊原正は大正9年愛知県蒲郡市生まれの33歳、名古屋矯正管区法務教官(剣道師範)、のちに剣道範士八段。戦前は名門東邦 商業で活躍した剣士。準優勝の阿部三郎は大正8年福島県相馬生まれの34歳、警視庁の剣道選手でのちの
2007年03月01日17:45 カテゴリTaxpayer 刑法三十九条は世界の非常識 これを見て、「またか。でも法治国家だからしょうがない」と思っているあなた、それは違う。 livedoor ニュース - <5人殺傷>車ではねた被告、心神喪失で無罪 大阪地裁判決 大阪府茨木市で04年、5人を車ではね、2人を殺害、3人を負傷させたして殺人などの罪に問われた元新聞販売所従業員の男(25)に対し、大阪地裁は28日、犯行当時は心神喪失状態で刑事責任能力がなかったとして、無罪を言い渡した。裁判長は「『悪魔の命令』という幻聴に支配され、犯行に及んだ」などと判断した。 詳しくは、「そして殺人者は野に放たれる」の終章をご覧頂くとして、心神喪失者を全く罰しないというのは、ジャパニーズスタンダードではあってもグローバルスタンダードでは全くない。 そして殺人者は野に放たれる 日垣隆 刑法心神喪失及び心神耗弱)
2007年02月12日11:30 カテゴリValue 2.0Money 生産性より消費性 そしてその社会の平均的な生産性というのは、何が決めるのだろうか? 山形浩生 の「経済のトリセツ」 Supported by WindowsLiveJournal - 生産性の話の基礎 賃金水準は、絶対的な生産性で決まるんじゃない。その社会の平均的な生産性で決まるんだどう考えても、「その社会の総消費量で決まる」という結論になると思う。 ちなみにここでは、貯蓄も消費に含めている。お金の行き先を決める行為は、すべて消費ということにしている。 なぜ生産するかといったら、消費するためだ。使いもしないのに作ってもしょうがない。たとえ本を20冊翻訳しても、誰も買ってくれなければ「生産」とは見なされない。読まれるでも「積読」されるのでもどちらでもいいけれど、とにかく買ってもらわなければ話にならない。一冊あたり50万
The entire movie was shot by taking about 25,000 photos using a digital SLR still camera a The entire movie was shot by taking about 25,000 photos using a digital SLR still camera and pieced together using Quicktime Pro and Final cut Pro. Since it was shot on a still camera, all the raw footage is 1080p HD. Also, I would like to send a HUGE thanks to Marlon and Mary of The Ghost Orchid. They provi
○公務員は公僕であり、英語で言うとpublic servantで、公衆-国民に奉仕する者であるはずですが、日本では公務員はお役人とも呼ばれ、国民に奉仕するどころか、国民の管理・監督者である意識が強く、この意識を最も強く持っているのは裁判所だと長いこと思ってきました。 ○しかし昨今の行政改革、司法改革の大波によってさすがの裁判所もpublic servantの意識を持つようになり、如何にきめ細かな国民に対するサービスを提供するかの研究にも熱心に取り組むようになって来たようです。 ○家庭裁判所での離婚調停も国民サービスの一環ですが、その手続は先ず2~3人の調停委員が、当事者からじっくり話しを聞き、当事者の納得を得るべく、双方の合意点を探り、最終的に合意に達するとこれを調停条項としてまとめ、最後に審判官(裁判官)が出て来てまとまった調停条項を読み上げて確認し、調停を成立させます。 ○私がこれまで
お正月、特にすることもないので新春早々ゲラを校正。 朝日新聞社から出る教育本「狼少年のパラドクス」の再校である。 ブログ日記から教育関連のものを選び出しただけなので、内容的には繰り返しが多いし、文体もわりと手荒なので、このまま本にするわけにはゆかず、あれこれいじりまわす。 夕方から自由が丘。 等々力在住の兄上と平川くん、千鳥町在住の石川くんという「極楽カルテット」でお正月を祝うべく不二屋書店前に5時集結。 そのまま居酒屋にとぐろを巻いて、ビジネスの話。 平川くんと私は石川くんが3月から始める新規ビジネス、ライブハウス+落語定席「アゲイン」の出資者であるので、ビジネスプランについて詳細をあれこれ論じる。 メニューはどうするのか、禁煙か喫煙可か、クライアントにはどのような年齢層をターゲットにするのか、楽器はどうするのかなどなど。 平川くんと私は開店イベントにすでにブッキングされているようである
15年間のコンビニ店長職ですっかりリテール分野のゼネラリストに、こんなオイラはベンチャー系の営業職を皮切りに次々と全力TRY中!「天下取り」いきますよ。 「2ch発わかりやすい雇用問題」改め「まんがで学ぶ格差社会問題」ってことでまとめてみました。 第1弾 フリーザ様に学ぶフリーター問題 http://mo2.dw.land.to/neet03.jpg 第2弾 セルゲームに学ぶ「再チャレンジ支援税制 http://mo2.dw.land.to/neet01.jpg 第3弾 孫一家に学ぶ「就職氷河期」問題 http://mo2.dw.land.to/neet02.jpg 第4弾 三井寿に学ぶ派遣社員問題 http://mo2.dw.land.to/neet04.jpg 第5弾 戸愚呂面接官に学ぶ中途採用基準 http://mo2.dw.land.to/neet05.jpg 第6弾 仙水忍に学ぶ
2006年11月23日13:00 カテゴリCulture 学力って本当に低下しているのだろうか? 「学力が低下しているのはなぜだ」という設問が成り立つためには、当然「学力は低下している」ことが成り立っているというのが大前提なのだけど、それは果たして本当なのだろうか? 一億総学力低下時代 (内田樹の研究室) 子どもたちの学力低下について「誰の責任だ」と凄んでみせる資格のある人間は日本には一人もいない。私の「体感」では、学力はちっとも下がっていないどころか、格段に向上している。 しかしそれを語る前に、まず「学力」をきちんと定義しておかなければならないだろう。 私にとっての「学力」の定義は、読んで字のごとく「学ぶ力」、すなわち「わからなかったことをわかるようにする力」だ。はじめから「わかっている」必要は全くない。極端な話、何も知らなくても、誰に聞いたらわかるのかを知っている人の学力は、8割のこと
旅行の楽しみの大半は、その準備段階にある、と誰かが言っていた。私もそう思う。旅行準備にもいろいろな作業があるだろうが、その中でも大きな楽しみといえば、やはり、どこに行こうか、何をしようかを選ぶことではないかと思う。行きたいところはいろいろあるが、どこにするか、どうやって回れば一番楽か。ここに行くならついでにここも。あ、そういえばここにも行きたかったんだっけ。そうそうあれは絶対買わなきゃ。とまあ、そういった具合だ。もちろん、たいていは予算やら時間やらの制約があって、完全に思い通りとはいかない。ここに行ったらあそこには行けないな。これやったら完全に予算オーバーだ。ああもう1日あったらいいのに、もっと貯金しとけばよかった、と。そういう取捨選択も楽しみのうち。 旅行に限らず、何かを選ぶことは楽しい。それは夢の実現であったり、欲望の充足であったり、安心の獲得であったりといろいろだが、いずれも楽しい。
2006年10月21日10:00 カテゴリTaxpayer 義務教育は押しつけでもいいのではないか 中学の最後の一年は卒業式以外が登校せず、その卒業式に教員一同に「9年間の義務教育がいかに役に立たないかを徹底的に教えて頂きありがとうございました」とのたまった私がいうのもなんなのだけど。 ekken♂ : 意見を極端に表現しても望んだ議論にはならないかも 今日の放送では、美人形成外科医として有名な西川史子さんが発表したマニュフェスト「義務教育を廃止しよう」というものの議論がなされた。 [中略] 主旨としては「誰でも平等に受けられる教育が、勉強の出来ない子に合わせて進められるため、能力のある子の才能が伸びない。今の義務教育制度には問題があるので、これを廃止し、もっと個性が伸びる教育制度にしよう」と解釈。義務教育は、ある程度押し付けがましくていい。ただ学校に行かないという選択もきちんと認めて欲し
痛いニュース(ノ∀`) : 首切少年Aが弁護士になって悠々自適。ヨットサイトも運営。 - ライブドアブログ という記事を先週ぐらいにたまたま見かけました。1969年にあった少年による殺人事件、その少年がその後弁護士になったということに触れたノンフィクションの書籍「心にナイフをしのばせて」についての記事です。 書籍の紹介から引用します。 高1の少年が同級生の首を切り落とした驚愕の事件。被害者の母はさながら廃人のように生き、犯人は弁護士として社会復帰していた! 1969年春、横浜の高校で悲惨な事件が起きた。入学して間もない男子生徒が、同級生に首を切り落とされ、殺害されたのだ。「28年前の酒鬼薔薇事件」である。 10年に及ぶ取材の結果、著者は驚くべき事実を発掘する。殺された少年の母は、事件から1年半をほとんど布団の中で過ごし、事件を含めたすべての記憶を失っていた。そして犯人はいま、大きな事務所を
2006年09月14日01:30 カテゴリMoney 投資するべきではない!=働いてはいけない palさんの以下の記事には、一つ重大な錯誤がある。 FIFTH EDITION: 働いてはいけないIT企業 とアジったタイトルつけてはみましたが それは、IT企業の従業員、特に技術者の転職容易性を全く考慮していないということ。 これが従来型の産業の従業員であれば、従業員の信用というのは会社の信用に直結しているので、最初に乗る船を慎重に吟味することが肝要となる。 しかしITにおいては、信用は個人に付くのだ。 会社が駄目になったら、やめちまえばいいのである。次の職場はいくらでもあるのだ。 たとえ会社の信用に傷がついても、自分の信用に傷が付かないのであれば没問題だ。 むしろ、会社の信用とは関係なく、従業員としての経験値をより「濃く」、すなわちより短期間でより多く積めるのであれば、それが従業員に対する強
2006年06月21日13:25 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer なぜ胎児を殺してはいけないか 日本語は主語が省ける故か、一般論に還元すべきでない問題が一般論化しやすいように感じる。 なぜ人を殺してはいけないのか 小浜 逸郎 平たく言うと、「あなたの問題」が「みんなの問題」になりやすいということだ。しかし、還元せず「そのまま」扱うべき問題というのは確かにあり、そしてこの問題はその最もたるものの一つだ。 煩悩是道場 - レイプされて出来た子供は堕胎して良いか 良いとか悪いとか当事者以外が決められる問題じゃないだろう、と思う。 というのであれば、 その子の命を奪う権利はおまえらにはない。 と言う権利はあなたにはないはずなのだ。あなた自身が当事者でない限り。 とはいえ、一般論なしで、他に依るところなく、「当事者だけで解決せよ」と突き放すには、あまりに一般的な問題でもある。なにしろこの国
目からウロコの落ちる瞬間、というのはうれしいものだ。今日もまた新しい「大発見」をして、ちょっと興奮ぎみなので、あまり時間はないが手短に書いてみる。たぶん、皆さんには先刻ご承知のことなんだろうが、私には新しい、そして大きな発見だった。 新聞記者はなぜえらいのか、についてだ。 新聞記者がえらい、という点について、疑問をもつ方はそう多くないのではないかと思う。新聞記者はえらい。えらくなければ旗を立てた黒塗りの車でどこへでも乗り付けたりできるわけないし、記者会見という公の場で人をつるし上げ、なんて大それたこともできようはずがない。もちろん全員がそういう人ではないのは重々承知した上で書いているのだが、「この人はえらい」と考えるしか納得のしようがない人、というのは確実に、それもけっこうたくさんいるように思われる。 私がわからなかったのは、それがなぜか、ということだ。なんでこんなにえらそうにふるまえるん
格差社会には三つのタイプがある。かなり単純化しているので、あくまで「図式」として読んでもらいたい。 (1)ヨーロッパ型 格差社会というよりは「階級社会」である。高学歴高収入というポジションを享受するのは、一部の選ばれたエリートとあらかじめ決まっている。こうした階層化は10代後半までにすでに決定され、大学進学率もあまり高くない。その一方で、低収入低学歴の人々は、それほど一生懸命働くわけでもない。つまり社会的な地位も収入も高いが、仕事がハードで担う社会的責任も高い少数のエリート国民と、あまり地位も収入も高くないが忙しく働いわけでもない多数の一般国民に二分される。失業率は高い一方で「就業」のモチベーションも低く、失業自体は深刻な社会問題ではない。階層が世代間で継承される率も比較的高く、経済競争はエリートの「上層」が担うべきものと考えられていて、一般国民の上昇志向はあまり高くない。 (2)アメリカ
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