親の介護を理由に転職した人のうち、転職先でも正社員として働いている人は、男性では3人に1人、女性では5人に1人にとどまるという調査結果がまとまり、仕事と介護を両立させる難しさが浮き彫りになっています。 この調査は、民間のシンクタンク「明治安田生活福祉研究所」などが、親の介護を経験した40歳以上の男女を対象にことし8月から9月にかけて行い、2268人から回答を得ました。 それによりますと、親の介護のため転職した人に、以前の勤め先をやめるまでの期間をたずねたところ、1年以内の人が男性は52%、女性は56%と半数以上に上りました。 このうち、転職先でも正社員として働いている人は、男性は34%で3人に1人、女性は21%で5人に1人にそれぞれとどまりました。 また、転職の前と後で年収の平均を比べると、男性が556万円から341万円に、女性は350万円から半分の175万円にそれぞれ減少し、収入を維持し