香港と英国で不動産投資をしている30代のプライベートバンカー(資産運用家)、ジェニファー・チェンさんは来月訪日を控えている。パンデミック期間にできなかったラグジュアリー休暇を楽しみ、東京主要地域にある小売店を視察して価格が合えば購入する計画だ。チェンさんは「不動産開発のための土地購入をはじめ、今後数年間、日本により多くの投資を行う計画」としながら「(パンデミック以降)国境が完全に開かれれば価値が上がるため今が投資に適正な時期」と話した。現在1ドルあたりの日本円価値が底を打っているが、これは日本不動産を昨年の今ごろに比べて20~30%割引された価格で住むことができるという意味だと強調しながらだ。先月29日、ニューヨーク外国為替市場で1ドルあたり日本円は一時137円台を上回り、終値は136.6円を記録した。これは1998年以来24年ぶりの円安だ。 記録的な円安時代を迎えて「安く」なった日本の不
ニューズ・コーポレーションの子会社であるダウ・ジョーンズ社が発行する日刊経済新聞。1889年以来、世界各地の意思決定者に対し経済情報を提供し続け、アメリカの最も信頼される新聞として知られている。 The Wall Street Journal発 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版は、米国版の記事から厳選した金融・経済の情報を、日本の編集チームが翻訳・編集。これまで英語でしか読むことができなかった分析記事や鋭い論説を日本語で、リアルタイムにお届けします。 バックナンバー一覧 【香港】11月に25歳の誕生日を迎えるクロエ・ホーさんは、故郷の香港から移住するため資金をためている。ここでは仕事のチャンスが限られているとホーさんは話す。香港は市民の自由を抑圧し、予測不可能な新型コロナウイルス政策を打ち出している。 音楽プロデューサーになることを夢見るホーさんは、大学の最終学年で留学した英国にと
香港を拠点とする物流系スタートアップのGogoX(ゴーゴーエックス)が6月24日、香港市場に上場した。株価はIPO価格から22%下落し、同社の時価総額は13億ドル(約1770億円)となった。 かつてGogoVanの名称で知られた同社は、IPOで8500万ドルを調達し、ユーザーベースの拡大やブランド認知度の向上、海外での物流関連の投資や買収を活発化させる予定という。 2013年設立のGogoXは、オンデマンド配送サービスのプラットフォームとして2760万人の荷主と520万人のドライバーをつなげている。香港や中国本土、シンガポール、韓国、インドの340以上の都市で事業を展開中の同社の2020年の売上高は前年比25%増の6億6090万元(約134億円)だったが、損失も約33%増の約8億7290万元に膨らんでいた。 GogoXの競合の物流スタートアップ、Lalamoveも株式公開を計画中と報じられ
香港に拠点を置くSaaSソフトウェアのスタートアップ「FreeD Group」が、日本の大和証券グループが運営するプライベートエクイティファンドDaiwa ACA APAC Growthが主導したシリーズBラウンドで1500万ドル(約20億円)を調達した。 このラウンドには、香港の不動産開発会社のChinachem Groupや香港サイエンス&テクノロジーパークの投資部門、Radiant Tech Ventures、スタートアップアクセラレーターSOSVのSelect Fundらが参加した。 Abel ZhaoとKenneth Leeが2015年に設立したFreeD Groupは、企業のセールスとマーケティングを人工知能(AI)を用いたチャットボットとレコメンドエンジンを組み合わせたソフトウェアで支援している。同社の顧客にはBMWやチャイナモバイル、マリオット、LG、サムスン、シングテル、
中国を専門とする記者や研究者らは長く、香港発の中国報道を「香港情報」と呼び、関心を寄せた▼数ある香港の新聞はスタンドや歩道上で売られたが、裏付けの甘い眉唾ものの記事から正確なスクープまで玉石混交が特徴。英国統治時代から報道の自由を謳歌(おうか)したメディアは人脈を駆使して北京の内情にも迫り、統制下の中国メディアが書けないことを書いた▼研究者の故中嶋嶺雄氏は一九六〇年代に中国で始まった政治闘争・文化大革命をめぐって、指導者の毛沢東の動向をつかんで日本の新聞や雑誌で明らかにしたが、香港で関係者から入手した情報に助けられたという。著書『香港 移りゆく都市国家』で知った▼香港が中国に返還されてきのうで二十五年。北京の政府は香港の高度な自治は「五十年不変」と約束し、報道の自由も保障されたはずだが、近年の報道締め付けで当局批判を辞さぬ新聞は廃刊に。「香港メディアの魅力はなくなった」と中国通の同僚は言う
≪中華ドラマNOW≫「陳情令」32話、江厭離が自分を犠牲にして魏無羨を守る=あらすじ・ネタバレ 04-17 08:53
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1997年の香港の中国復帰を前に、米フォーチュン誌は「香港は死んだ」という見出しを表紙に載せ、記事を発表した。中国復帰後の香港は資本が次々と撤退し、日に日に衰退していくと予言する内容であった。そして復帰から10年後の2007年、今度は「香港はまったく死なない」という記事を発表し、本文の冒頭で「私たちは間違っていた」と認めた。 あれから、さらに15年が経ち、香港は中国復帰25周年を迎えた。この25年間の香港の発展ぶりを見れば、かつて香港の未来を悲観していた人々は自分たちの考えが間違っていたことにはっきりと気づくだろう。香港は「死なない」どころではなかった。中央政府と中国本土の同胞たちの支持を受けて、また、「一国二制度」という方針のもとで、経済の安定的な発展と、民生の継続的な改善を実現し、たくましく「生きている」。 まず、香港の民主の発展を見てみよう。祖国復帰以降の香港では、行政長官選挙につい
≪中華ドラマNOW≫「陳情令」32話、江厭離が自分を犠牲にして魏無羨を守る=あらすじ・ネタバレ 04-17 08:53
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湘南のソン・ボムグン、人気美女タレントとの交際が公表に!元「LOVELYZ」のメンバー、開華楼で一緒に食事 04-19 12:48
≪中華ドラマNOW≫「陳情令」32話、江厭離が自分を犠牲にして魏無羨を守る=あらすじ・ネタバレ 04-17 08:53
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大岩ジャパン、準々決勝の相手は? B組で首位通過ならインドネシア、2位抜けなら開催国カタールと対戦【U-23アジア杯/A組】 04-22 02:45
≪中華ドラマNOW≫「陳情令」32話、江厭離が自分を犠牲にして魏無羨を守る=あらすじ・ネタバレ 04-17 08:53
≪中華ドラマNOW≫「陳情令」32話、江厭離が自分を犠牲にして魏無羨を守る=あらすじ・ネタバレ 04-17 08:53
香港行政長官の就任式で演説する習近平国家主席(2022年7月1日撮影)。(c)Selim CHTAYTI / POOL / AFP 【7月1日 AFP】香港で1日、中国に返還されてから25周年を記念する式典が行われ、習近平(Xi Jinping)国家主席が出席した。香港では反体制派に対する抑え込みが続いているが、習氏は演説で、香港の民主主義は中国返還後に花開いたと主張した。 厳格に進行が定められた式典では、李家超(John Lee)氏の香港行政長官就任式も行われた。 習氏は演説で、中国政府は常に「香港のために」行動してきたと強調。「本土に再編されて以降、香港市民は自分たちが住む街の主人となった」「香港の真の民主主義はここから始まった」と述べた。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)が始まって以来、習氏が中国本土外を訪れるのは初めて。香港訪問も、大規模
香港の祖国復帰25周年祝賀大会および香港特別行政区第6期政府就任式典(2022年7月1日提供)。(c)CGTN Japanese 【7月1日 CGTN Japanese】香港の祖国復帰25周年祝賀大会および香港特別行政区第6期政府就任式典が1日午前、香港コンベンションセンターで盛大に行われました。習近平(Xi Jinping)国家主席が出席し、重要談話を発表しました。 午前10時ごろ、祝賀大会および就任式典が始まり、最初に習近平国家主席の立ち会いのもと、香港特別行政区第6期政府の行政長官に就任する李家超(John Lee)氏、および新任の特別行政区政府主要高官と行政会議のメンバーらが就任宣誓を行い、「『中華人民共和国香港特別行政区基本法』を擁護し、中華人民共和国香港特別行政区に忠誠を尽くし、中央人民政府と香港特別行政区に対して責任を負う」と表明しました。 続いて、習近平国家主席が重要談話を
【7月1日 AFP】香港で1日、中国に返還されてから25周年を記念する式典が行われ、習近平(Xi Jinping)国家主席が出席した。香港では反体制派に対する抑え込みが続いているが、習氏は演説で、香港の民主主義は中国返還後に花開いたと主張した。 厳格に進行が定められた式典では、李家超(John Lee)氏の香港行政長官就任式も行われた。 習氏は演説で、中国政府は常に「香港のために」行動してきたと強調。「本土に再編されて以降、香港市民は自分たちが住む街の主人となった」「香港の真の民主主義はここから始まった」と述べた。 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック(世界的な大流行)が始まって以来、習氏が中国本土外を訪れるのは初めて。香港訪問も、大規模な民主派抗議デモが起こった2019年以来となる。 現地メディアは、習氏は前日に香港入りしたものの、香港ではなく隣接する深セン(She
【7月1日 AFP】香港返還25周年を迎えた1日、台湾の蘇貞昌(Su Tseng-chang)行政院院長(首相)は、香港の自由と民主主義は失われたとの見解を示した。中国の習近平(Xi Jinping)国家主席はこの日、記念式典のために香港を訪れていた。 蘇氏は台北で報道陣に対し、「一国二制度」で2047年まで香港の高度な自治を保証するとした英国、中国両政府の返還時の合意に触れ、「まだ25年しかたっていない。過去の約束では50年は変わらないということだった」と話した。 さらに、かつての中国最高指導者、鄧小平(Deng Xiaoping)氏が返還後も香港市民の生活は不変だと約束した際の言葉を引用し、「『馬照跑、舞照跳(馬は走り続け、踊りは続く)』が失われ、自由と民主主義さえも消えてしまった」と指摘した。 中国は、台湾にも限定的な自由と自治を認める「一国二制度」の導入を提案したことがある。 だが
1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。 中国の習近平国家主席は1日、英国からの香港返還25周年を記念する式典で演説し、「混沌」の時代を終え経済の底上げを図るよう香港に求めた。ただ、中国が脅威だとする外国からの影響を限定しながら、国際金融センターとしての香港の地位を保つという方針をどう両立するのか明確な回答は示されなかった。 習主席は演説で、「世界金融危機や新型コロナウイルス感染症、激しい社会の混乱があっても香港の前進が止まることはなかった」と主張。香港にとって今後5年は「極めて重要」になると述べ、「機会が課題を上回る」との見方を示した。
【北京=三塚聖平】中国の習近平国家主席は30日、香港を訪問した。習氏が中国本土外を訪問するのは、新型コロナウイルスの感染の世界的な流行後初めて。7月1日に行われる香港の中国返還25年記念式典に出席し、中国による香港統治の「成功」を内外に誇示するとみられる。 習氏は高速鉄道で到着後に短く演説し、2019年の反政府デモを念頭に「香港は厳しい試練を経験した」と指摘。その上で「全く揺らぐことなく『一国二制度』を堅持すれば、香港の未来はより素晴らしく、中華民族の偉大な復興のために香港が新たな偉大な貢献をできる」と主張した。 習政権は、香港国家安全維持法や、民主派を排除する選挙制度を導入するなど、香港に高度の自治を認め、返還後50年間保障すると約束された「一国二制度」を形骸化してきた。習氏は演説で、これに対する国際社会の批判を牽制(けんせい)したとみられる。 習氏は林鄭月娥(りんてい・げつが)行政長官
中国への返還25年を祝い、中国国旗と香港特別行政区旗が飾られた香港のマンション=6月26日(ロイター)英領だった香港が共産中国に返還されて1日で丸25年。香港では習近平国家主席が出席して返還25年記念式典が行われる。中国共産党は返還に際し、〝東洋の真珠〟ともてはやされた香港の社会・経済制度を返還後50年、つまり2047年まで維持すると約束した。「一国二制度」である。 ちょうど半分の節目に当たる今年の7月1日は、例年より関心を集めている。「一国二制度も半分が過ぎた。これからどうなるのか。残りの25年を展望しよう」といったところか。笑止千万というほかない。 2年前の6月30日、中国共産党によって「香港国家安全維持法」(国安法)が施行されたとき、一国二制度は崩壊してしまった。その時点で、47年に向けたカウントダウンは意味をもたなくなったのだ。
【北京=三塚聖平】香港の主権を英国が中国に返還して25年を迎えた1日、香港では記念式典を開催。中国の習近平国家主席は式典で演説し、香港統治の「成功」を内外に示す。 香港に高度の自治を保障した「一国二制度」は返還後50年間維持すると約束されており、今年は折り返しの節目にあたる。それを前に習政権は、香港国家安全維持法や、民主派を排除する選挙制度の導入を進めるなど同制度を形骸化させている。 習政権は、一連の統制強化により香港の治安が安定し、同制度が守られていると主張。今秋の共産党大会で総書記続投を狙う習氏は、香港統治を政権の成果と位置づけて今回の式典も重視している。香港の自治が奪われているという国際社会の懸念に対しては、「内政干渉」などと一蹴する構えを崩していない。 習氏は1日、新選挙制度の下で香港トップの行政長官に選ばれた李家超氏の就任式にも出席。李氏は警察出身で、民主派への強硬姿勢で知られる
中国の習近平国家主席は1日、香港の中国返還25年記念式典で演説し、「政権が愛国者の手中にあるのは世界共通の政治法則だ」と述べ、中央政府に忠誠を誓う「愛国者」だけが立候補できる香港の選挙制度改革を正当化した。 習氏は「『一国二制度』の趣旨は国家主権、安全、発展利益を守り、香港・マカオの繁栄と安定を保つことだ」とした上で、「中央政府が行ったことは全て、国家と香港・マカオのためだ」と訴えた。その上で、一国二制度は「良い制度で変える理由はなく、長期間、堅持しなければならない」と述べた。 これに先立ち行われた香港行政長官の就任式では、警察出身の李家超氏が習氏に対して宣誓し、新行政長官に就任。李氏は演説で「国家主権と安全、発展の利益」を実現するために「(混乱を)未然に防止する」と訴えた。
香港は1日、英国から中国に返還されて25年を迎えた。中国の習近平国家主席は記念式典出席のために前日に続いて香港入りし、香港統治の「成功」を誇示する見通し。一方、旧宗主国・英国のボリス・ジョンソン首相は6月30日、「(香港で)人権や自由が脅かされている」とツイッターの動画で訴え、民主派や言論活動を締め付ける中国への懸念を表明した。 習氏は6月30日、高速鉄道で香港に到着した。新型コロナの世界的流行後、習氏が中国本土外を訪れるのは初めて。 ジョンソン首相到着時の演説で、習氏は近年続いた抗議デモと当局の徹底的な取り締まりによる沈静化を念頭に「香港は厳しい試練に耐えて復活した」と強調し、「全く揺らぐことなく『一国二制度』を堅持すれば、香港の未来はより素晴らしく、中華民族の偉大な復興のために香港が新たな偉大な貢献をできる」と主張した。
【北京=三塚聖平】香港が英国から中国に返還されて25年を迎えた1日、香港で記念式典が開かれた。中国の習近平国家主席が現地入りして演説し、「香港の『一国二制度』は世界に認められる成功を収めた」と主張。さらに「祖国への返還後、香港の真の民主が始まった」と述べ、中国共産党の指導に基づく香港統治の「成功」を内外に誇示した。 香港に高度の自治を保障した「一国二制度」は返還後50年間維持すると約束されており、今年は折り返しの節目にあたる。近年の習政権は、中国への抗議活動を規制する香港国家安全維持法(国安法)や、民主派を排除する新たな選挙制度を導入するなど一国二制度を形骸化させてきた。 演説で習氏は一国二制度について「国家の主権と安全、発展の利益を守り、香港・マカオの長期的な繁栄と安定を保つことだ」と強調。新選挙制度については「愛国者による香港統治」という原則の適用を確実にしたと述べ、一国二制度に合致し
中国返還時は香港にいたが、「一国二制度」を50年間保障された香港が25年でここまで変わるとは誰が予測できただろうか。ここ3年で香港は急速に中国共産党式の統治モデルに引き込まれた。 中国にとって最優先は「国家の安全」で、2020年の香港国家安全維持法(国安法)施行でそれを徹底させようとした。14年の白書で中国が香港の全面的な管轄統治権を持つとするなど「中国化」の伏線はあったが、歴代政権で一定程度は守られた一国二制度が習近平政権下でなきものになった。 尊敬されていた大学教授や弁護士も大量に拘束された。暑い刑務所で服役させられていると思うと胸が張り裂ける思いだ。議会や司法の独立を訴えた香港人の人権を踏みにじり、都合の悪い者を排除する。中国の「愛国者統治」は完全に香港に浸透してしまった。 急速な中国化で、香港は関税上の優遇措置や金融、高官の渡航などに関し、欧米からさらに制裁を科される可能性がある。
6月30日に香港行政長官の任期が終わるのを前に、SNSに最後の写真を投稿した林鄭月娥氏(同氏のフェイスブックから)2017年から香港政府トップの行政長官を務めた林鄭月娥(キャリー・ラム)氏(65)が、5年の任期を終えて退任した。中国への香港返還後最大の反政府デモを招き、中国共産党による香港国家安全維持法(国安法)の導入を許した長官として、香港の歴史にその名が刻まれるに違いない。 林鄭氏が6月28日、退任に当たり交流サイト(SNS)に投稿した写真がある。公邸で中国国旗と香港特別行政区旗の間に立つ林鄭氏を撮った記念写真なのだが、彼女の立ち位置が気になった。国旗と区旗の中間ではなく、明らかに国旗寄りに立っている。 林鄭氏は行政長官という職務について、香港市民と中国政府双方の負託に応えなければならないので大変だ-という趣旨の発言をしたことがある。実際に双方の間でどれだけ苦悩したのかは分からない。た
香港返還25年記念式典で、演説する中国の習近平国家主席=1日、香港(ロイター=共同)【台北=矢板明夫】「一国二制度は素晴らしい制度で変える理由は何もない。長期にわたって堅持すべきだ」。1日の香港返還25年式典で中国の習近平国家主席はこう述べ、国家安全維持法(国安法)が施行された今でも、香港では「一国二制度」が維持されているとの考えを示した。この習氏の発言が台湾でさっそく波紋を広げている。 台湾の蘇貞昌・行政院長(首相に相当)は習氏の発言直後、記者団に「香港が返還された当時、『暮らしは50年間変わらない』と(中国は)市民に約束したのに、25年で自由も民主主義も消えてなくなった」と指摘。その上で「私たちは台湾の主権、自由、民主主義を守っていく。中国のいわゆる一国二制度は信用できない」と述べた。 一国二制度はそもそも、中国政府が1970年代末、台湾問題を平和的に解決するために提案した。「高度な自
ジョンソン英首相は6月30日、ツイッターに動画を投稿し、1997年に英国が中国に返還した香港で「人権や自由が脅かされている」とし、民主派や言論活動を締め付ける中国への懸念を表明した。返還後も50年間は高度の自治を認めた「一国二制度」を維持するとの約束が揺らいでいるとし、「全力で中国に守らせる」と強調した。 中国による香港国家安全維持法(国安法)施行を受けて英政府は、返還以前に生まれた香港市民らを対象に昨年1月、英国への移住を容易にする特別査証(ビザ)の受け付けを始めた。英外務省によると、既に12万件以上の申請があった。 ブリンケン米国務長官は6月30日、香港返還25年に際して声明を発表した。2019年の反政府抗議デモに触れ、当局が反対派の多くを1年以上投獄したと指摘。民主的な香港を取り戻すため「香港の人々と連帯する」と表明した。 香港と中国の当局が「民主的参加、基本的自由、独立したメディア
香港返還25年記念式典で手を振る中国の習近平国家主席=1日、香港(AP=共同)習近平国家主席は香港返還25年式典の演説で、香港に高度の自治を保障した「一国二制度」について「良い制度で変える理由は全くなく、長期的に堅持すべきだ」と強調した。これは習政権下で一国二制度が、政権にとって使い勝手の良いものに変質したことを意味する。香港の自治後退を懸念する西側諸国との認識の隔たりは大きい。 1997年に香港の主権を英国が中国に返還するにあたり、社会主義の中国に資本主義を併存させる制度として一国二制度が導入された。香港が返還後50年間、社会・経済制度を維持し、高度の自治権を享受することが、84年の「中英共同声明」で約束された。 ただ、習政権は一国二制度において「一国」に力点を置く。習氏は演説で「『一国』が確固たるものになるほど、『二制度』の利点がはっきりする」と主張。さらに「中国共産党の指導は中国の特
香港が英国から中国に返還されて25年の節目を迎えた。記念式典には中国の習近平国家主席(中国共産党総書記)が出席し「一国二制度は成功した」と述べ、「そのような良い制度を変える必要はない」と強調した。 開いた口がふさがらないとはこのことだ。2年前に香港国家安全維持法(国安法)を施行し、香港に高度の自治を認めた一国二制度を破壊したのは習政権である。 香港では、国安法によって多数の民主派が逮捕・起訴され、言論、集会、報道などの自由が奪われてしまった。中国共産党が1984年に調印された中英共同宣言を通じ、香港の資本主義体制を返還後50年間維持すると国際公約したにもかかわらず、である。 習政権が「一国二制度」の偽看板を掲げながら、香港で推し進めているのは、香港の中国化にほかならない。民主派団体や民主派系メディアを解散に追い込み、公務員や学生、児童への愛国教育を強制的に行っている。 今回の記念式典でも「
香港で1日、返還25年の記念式典があり、習近平国家主席が演説した。習氏は「愛国者による香港統治」を実現し、香港に「繁栄と安定」をもたらしたと強調した。また、香港に高度な自治を認めた「1国2制度」が「成功だった」と自賛し、中国共産党による統治を正当化した。 香港の憲法に当たる香港基本法は1国2制度を返還から50年間維持すると明記し、今年は折り返しの節目。だが習指導部は、反政府的な言動を取り締まる香港国家安全維持法(国安法)や、親中派だけが立候補できる選挙制度を導入し、民主派に壊滅的な打撃を与えた。国際社会からは「1国2制度を崩壊させた」と非難されている。 習氏は、2019年に起きた大規模な政府への抗議デモを念頭に「香港は乱れてはならない」と呼びかけた。「国家の主権と安全、発展の利益を守ることが1国2制度の最高の原則だ」と強調。国安法の導入や新たな選挙制度がこうした方針に合致していると主張し、
香港返還25年の記念式典で手を振る習近平国家主席。左は香港政府トップの李家超行政長官=香港で2022年7月1日、AP 「50年不変」とされた香港の1国2制度は折り返し点を迎えたが、2020年に施行された香港国家安全維持法(国安法)によってすでに事実上、崩壊した。節目の日に現地で演説をした習近平国家主席の狙いは。民主派の市民は今、どのような思いでいるのか。 「愛国者による香港統治」を宣言 「熱烈歓迎!」。習氏が6月30日午後、高速鉄道で香港の地に降り立つと、児童らが中国国旗などを手に出迎えた。「香港の同胞の皆さんにお祝いを言いたい」。習氏はカメラに向かって満面の笑みを浮かべた。短い演説を終えると、拍手が鳴り響いた。 習氏が17年、返還20年に合わせて香港を訪れた際の光景とは対照的だった。その年は演説後、香港メディアの記者が近距離から習氏を大声で非難したのだ。習氏の訪問中は大規模デモがあり、一
「50年不変」とされた香港の1国2制度は折り返し点を迎えたが、2020年に施行された香港国家安全維持法(国安法)によってすでに事実上、崩壊した。節目の日に現地で演説をした習近平国家主席の狙いは。民主派の市民は今、どのような思いでいるのか。 「熱烈歓迎!」。習氏が6月30日午後、高速鉄道で香港の地に降り立つと、児童らが中国国旗などを手に出迎えた。「香港の同胞の皆さんにお祝いを言いたい」。習氏はカメラに向かって満面の笑みを浮かべた。短い演説を終えると、拍手が鳴り響いた。 習氏が17年、返還20年に合わせて香港を訪れた際の光景とは対照的だった。その年は演説後、香港メディアの記者が近距離から習氏を大声で非難したのだ。習氏の訪問中は大規模デモがあり、一部の市民は習氏や中国共産党を声高に批判した。
香港返還25年の記念式典で手を振る習近平国家主席。左は香港政府トップの李家超行政長官=香港で1日、AP 香港で1日、返還25年の記念式典があり、習近平国家主席が演説した。習氏は「愛国者による香港統治」を実現し、香港に「繁栄と安定」をもたらしたと強調した。また、香港に高度な自治を認めた「1国2制度」が「成功だった」と自賛し、中国共産党による統治を正当化した。(3面に「中国化」のはざまで) 香港の憲法に当たる香港基本法は1国2制度を返還から50年間維持すると明記し、今年は折り返しの節目。だが習指導部は、反政府的な言動を取り締まる香港国家安全維持法(国安法)や、親中派だけが立候補できる選挙制度を導入し、民主派に壊滅的な打撃を与えた。国際社会からは「1国2制度を崩壊させた」と非難されている。 習氏は、2019年に起きた大規模な政府への抗議デモを念頭に「香港は乱れてはならない」と呼びかけた。「国家の
香港で1日、返還25年の記念式典があり、習近平国家主席が演説した。習氏は「愛国者による香港統治」を実現し、香港に「繁栄と安定」をもたらしたと強調した。また、香港に高度な自治を認めた「1国2制度」が「成功だった」と自賛し、中国共産党による統治を正当化した。 香港の憲法に当たる香港基本法は1国2制度を返還から50年間維持すると明記し、今年は折り返しの節目。だが習指導部は、反政府的な言動を取り締まる香港国家安全維持法(国安法)や、親中派だけが立候補できる選挙制度を導入し、民主派に壊滅的な打撃を与えた。国際社会からは「1国2制度を崩壊させた」と非難されている。 習氏は、2019年に起きた大規模な政府への抗議デモを念頭に「香港は乱れてはならない」と呼びかけた。「国家の主権と安全、発展の利益を守ることが1国2制度の最高の原則だ」と強調。国安法の導入や新たな選挙制度がこうした方針に合致していると主張し、
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【読売新聞】 キヤノングローバル戦略研究所の宮家邦彦研究主幹と東京大の阿古智子教授が1日、BS日テレの「深層NEWS」に出演し、英国から中国に返還されて25年となった香港情勢について議論した。 宮家氏は、香港の現状について「残ってい
【読売新聞】 【香港=吉岡みゆき】香港政府の新体制を発足させた李家超行政長官は1日、中国の 習近平 ( シージンピン ) 国家主席との面会で、香港の統制継続という習政権の指示を忠実に履行する意向を示した。今後、反体制運動を取り締まる
「愛国者」「全面統治権」を強調 習近平氏、抑え込み正当化―香港返還25年式典 2022年07月01日16時31分 1日、香港返還25年の記念式典に出席する李家超新行政長官(左)と習近平国家主席(AFP時事) 【香港時事】香港が英国から中国に返還されて25年となる1日、香港で記念式典と政府トップの行政長官就任式が行われた。中国の習近平国家主席は、式典で「香港の一国二制度の成功は世界に認められている」と主張した。また、「(中国政府の)全面的統治権」と「愛国者による香港統治」の重要性を強調。民主派の活動抑え込みを正当化した。 香港から英国へ、移民急増 特別ビザに12万人、摘発恐れ脱出も 一国二制度は、英中双方で返還後の50年間維持すると約束されており、今年は折り返し点に当たる。習氏は「一国二制度の根本は国家主権を守ること」だと指摘。「一国」が「二制度」に優先されるとした従来の解釈を示唆した上で、
英国の植民地だった香港が、中国に返還されて25年たった。返還後50年は維持するとした「一国二制度」は折り返し地点を迎えるが、形骸化が進んで香港社会の変質は覆い隠せない。 国際社会の懸念とは裏腹に、習近平指導部は中国本土との一体化を急ぎ、民主派市民や報道機関への締め付けを強化。警察国家化の気配も漂い、急速に「自由都市」の雰囲気を失いつつある。 1997年の香港返還は、アヘン戦争や列強干渉の苦い歴史に終止符を打つ節目だった。だが、強権的な手法で香港市民が抑圧される現状をみれば、その歴史的な評価も変わってこよう。 中国と香港の関係は、習氏が権力を握った2012年に転機を迎えたといってよい。香港政府と、政治的要求を強める民主派市民との対立が頻発するようになった。 高度の自治を認めた一国二制度を骨抜きにしようとする動きが加速したからにほかならない。長年、自由を享受してきた香港市民の反発は当然といえる
Published 2022/07/01 09:01 (JST) Updated 2022/07/01 09:18 (JST) 【ロンドン共同】ジョンソン英首相は6月30日、ツイッターに動画を投稿し、1997年に英国が中国に返還した香港で「人権や自由が脅かされている」とし、民主派や言論活動を締め付ける中国への懸念を表明した。返還後も50年間は高度の自治を認めた「一国二制度」を維持するとの約束が揺らいでいるとし、「全力で中国に守らせる」と強調した。 中国による香港国家安全維持法(国安法)施行を受けて英政府は、返還以前に生まれた香港市民らを対象に昨年1月、英国への移住を容易にする特別査証(ビザ)の受け付けを始めた。英外務省によると、既に12万件以上の申請があった。
香港が英国から中国に返還されて25年となった。民主派や言論活動への締め付けを強めてきた中国の習近平国家主席が、記念式典に出席して演説し「一国二制度は誰もが認める成功を収めた」と述べ、香港国家安全維持法(国安法)や新たな選挙制度により「愛国者による香港統治」が実現したと主張した。 「高度な自治」を50年維持するという約束が揺らいでいるというジョンソン英首相の批判に対し、中国外務省の趙立堅副報道局長は「英国は返還後の香港に対して主権も統治権も監督権もない。(約束は)存在しない」との立場を示した。 約束違反を開き直っては国際的な信義を失うはずだが、それよりも一体化を急ぐことが国内的に重要だったのだろう。香港の一国二制度は消えうせた。中国との一体化が進み、香港の自己決定権が失われることを危惧する。 1997年の香港返還は、84年の中英共同宣言で決定した。返還後50年間を「一国二制度」として、資本主
【香港=木原雄士】中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は1日、香港返還25年の記念式典で演説し「一国二制度では国家の主権や安全が最も大事な原則だ」と述べた。香港には「愛国者による統治」を求め、民主派排除の路線を続けると強調した。返還時に「50年不変」を約束された香港の一国二制度は折り返しを迎えた。香港国家安全維持法(国安法)の施行など統制強化によって言論や報道の自由が損なわれ、制度は大きく変
特区政府衛生防護中心は7月1日、新型コロナウイルス感染症(COVID―19)の新たな感染者数を発表した。同日の政府新聞公報によると、同日午前零時までの24時間に新たに確認された陽性ケースは2165件と発表した。PCR検査によるものが761人で、うち感染者は315人、無症状感染者は352人、状況確定待ちが94人。PCR検査の確認を経た快速抗原検査によるものは1404人だった。新規陽性ケースのうち153件は域外からの流入だった。これまでの累計陽性ケースはPCR検査が77万7071件、快速抗原検査が47万1044件に上った。第5波が始まって(2021年12月31日)から1日午前零時までの死者数は9189人で、累計死者数は9402人。陽性ケースの一部は感染が確定し6月30日までの累計感染者数は33万8074件に上った。
天文台は7月1日午後7時10分、台風警報シグナル8を発令した。同日の香港メディアによると、シグナル8が発令されるのは今年初めてになるとともに、返還後で初めて7月1日にシグナル8が発令された。予想進路によると台風チャバは2日に香港に最接近し、香港の南西約300キロメートル付近を通過する。シグナル8は2日午前5時まで維持される。台風の影響により1日午後8時にホンハムの香港体育館で開催される香港返還25周年文芸晩会は録画形式で放送することとなり、招待されたゲストは出席する必要はなくなった。午後8時にビクトリア湾沿岸で予定されていたライトアップショー「幻彩詠香江」特別版の「維港光影匯演」は中止となった。
習近平・国家主席は7月1日、返還25周年記念式典と第6期特区政府就任式に出席し、重要講話を発表した。同日の香港メディアによると、習主席は重要講話で4つの必須と4つの希望を提示。4つの必須とは(1)1国2制度の方針を全面かつ正確に貫徹しなければらない(2)中央の全面的統治権堅持と特区の高度な自治権保障は同等でなければらない(3)「愛国者治港」を実現しなければならない(4)香港の独特の地位と優位性を維持しなければならない――。4つの希望とは(1)統治水準の向上に努める(2)絶えず発展のエネルギーを増強させる(3)民生問題を効果的に解決(4)ともに融和と安定を守る――。また習主席は1国2制度の根本的な趣旨は「国家の主権・安全・発展の利益を守り、香港・マカオの長期的繁栄と安定を維持する」ことと指摘。返還20周年の際に言及したことを繰り返した上で「1国2制度を変更する理由はなく長期的に堅持しなくては
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