📌 はじめに Pythonで開発を行うにあたり、リンタやフォーマッタ、パッケージマネージャ等のツールの選定は非常に重要な問題です。一方で歴史的な経緯もあり、沢山の選択肢から何を選ぶべきか情報がまとまっていないように感じました。この記事では2021年9月時点でモダンと言えるであろう開発環境を紹介します。基本的にはシェアが高いこと、著名なパッケージで使用されていることを主な選定理由としており、また特定のエディタに依存しないことを前提とします。 本記事で紹介する内容は一つのテンプレートに近く、必要に応じてカスタマイズするもよし、そのまま使ってもよし、として参考になればと思います。(CI/CDについてはPythonとは独立した問題なので触れません。またドキュメント生成はSphinxを推しますが、必須ではないので今回は割愛します。) 📄 要約 "モダン"な開発環境を箇条で列挙すると下記の通りです
Using Black with other tools¶ Black compatible configurations¶ All of Black’s changes are harmless (or at least, they should be), but a few do conflict against other tools. It is not uncommon to be using other tools alongside Black like linters and type checkers. Some of them need a bit of tweaking to resolve the conflicts. Listed below are Black compatible configurations in various formats for th
tl;dr 私は以前、NeovimでモダンなPython環境を構築するという記事を投稿しました。 上記記事の投稿から1年8ヶ月が経過し、LSPや新たなVimの機能などによりVimを取り巻く環境には次々と大きな変化が訪れていることを日々感じており、VimConf 2019に参加したことでその感覚はより強い確信へと変わりました。 以前から上記記事の内容は最新の状態に則しておらず、現状を踏まえた新しい記事を書く必要性は感じていました。 本記事を書くにあたり前記事に対して上書きすることも考えたのですが、あえて別記事にすることで、 この数年でVimの開発環境にどれほどの変化が起こったのか。 以前との対比を残すと面白いのではないか。 と思いv2として新しく本記事を書くことを決めました。 Language ServerによりPythonのインテリセンスを提供する Vimに訪れた最も大きな環境の変化として
「ここで改行するほうがキレイで良いと思います」 『いや、私はこちらのほうがキレイ良いと思います』 コードレビューでこういう議論をしたことはありませんか? 大切なことだとは思いますが、生産性にはあまり直結しません。議論を避けるために書き方を決めるほうが良いでしょう (個々の問題について逐次議論するのがエネルギーを無駄にしてしまいます。一度決めて、再利用するようにしたいものです)。 今日はそのために使える black というツールを紹介します (「私はflake8を使ってるから結構です」と思われるかもしれませんが、少し違う話なので読んでみてください)。 blackを使おう Pythonのコードを自動でフォーマットしてくれる black を紹介します。 github.com blackはPythonのコードフォーマッターで、自動的にPythonプログラムの書き方を修正してくれます。 PEP8 と
By using Black, you agree to cede control over minutiae of hand-formatting. In return, Black gives you speed, determinism, and freedom from pycodestyle nagging about formatting. You will save time and mental energy for more important matters. Black makes code review faster by producing the smallest diffs possible. Blackened code looks the same regardless of the project you’re reading. Formatting b
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