オブジェクト指向では、モデリング(分析)、設計、実装は、切れ目のない一体の活動。初期の分析は初期の設計であり、初期の実装。毎日分析し、毎日設計し、毎日実装しながら、一歩一歩、モデルも実装も進化させていく。Read less
![オブジェクト指向プログラミングのためのモデリング入門](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7c4295ac5d5b759e0c47236e46beb503809815e7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn.slidesharecdn.com%2Fss_thumbnails%2Foo-modeling-161111070234-thumbnail.jpg%3Fwidth%3D640%26height%3D640%26fit%3Dbounds)
この記事は、故石井勝さんが1999年に書いた記事を Qiita に転載するものです。オブラブ(objectclub.jp)にて記事をホスティングしていましたが、現代でも十分に読める内容なので、たくさんの方に読んでもらいたいと思い、若干の編集(リンクとコンテキスト追加)を平鍋が行い、転載します。今でも、読みやすく、カジュアルな語り口のよい記事です。 オブジェクト指向の法則集(転載元:http://objectclub.jp/community/memorial/homepage3.nifty.com/masarl/article/oo-principles.html ) なお、この記事の他にも石井さんのオブジェクト指向やRubyに関する多くの記事をオブラブの「まさーるのページ」で読むことができます。では、以下に石井勝さん(旧メールアドレス masarl@nifty.com)の記事を転載します
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前回のおさらいと今回の話 前回は手続き型パラダイムとオブジェクト指向パラダイムを見比べたときに、「ひとかたまりのデータとそれを操作する手続きを一カ所にまとめて守る」という方向に言語が進化していったというひとつの史観を示しました。その中で返答として「構造化プログラミング」の時点でその視点はすでにあるという指摘を頂いたりもしました。ただ、「ひとかたまりのデータとそれを操作する手続きを一カ所にまとめる」という発想もオブジェクト指向の「ひとつの側面としては」たしかにありますし、その側面を見ると、オブジェクト指向言語に「言語デザインでもってプログラマーがそれを行いやすくした」という面を見いだすことができそうです。そして、その視点に立ったときに「臭ってくる」ヤバい設計として、「データが露出してる」「別のクラスのデータいじってる」「複数の異なるデータに関心をもってしまっている」というものを挙げてみました
TL;DR 手続き型プログラミングでは手続きを抽象化することで保守性を挙げることに成功したが、データを守ることには失敗してしまった。そこでオブジェクト指向はデータと手続きをひとかたまりにすることでデータを外から守るというコンセプトを打ち出した。 ここから、「手続き型プログラミングで書いてるのに手続きが十分に抽象化されていないのはヤバいね」とか「オブジェクト指向で書いてるのにひとかたまりじゃない雑多なデータに関心をもっちゃってるのはヤバいね」などの設計指針を導くことができるのである。そして純粋関数型言語の場合は……という話です。 はじめに プログラミング言語にはいろいろなパラダイムがあるが、その中で手続き型プログラミング、オブジェクト指向、純粋関数型言語について、わたしなりのひとつの史観を示すのがこの稿の目的である。となんかかっこつけて言ってみたんだけど、要するに、それぞれのパラダイムがどん
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