「ハゲタカ」というNHKのドラマの再放送を観た。 前に、6話中の第5話だけ観ていて、ツボがよくわからなかったのだけど、 今回は、1話を除いて全部観たので、世界観がよくわかった。 これは、ファンドによるM&A(合併・買収)の虚々実々を物語に仕立てたものだ。 M&Aに関する経済学のプロとしての分析は、 wired visionのブログ に書いたので、そちらで読んでいただくとして、ここではごく個人的な感想を書く。 このドラマは、とっても良くできていて、とりわけ人間模様のあり方を丹念に 描写しているところが、フィックションとしては秀逸だったと思う。いわゆる「浪花節」なんだけど、浪花節好きのぼくは涙を流しながら観てしまった。 でもね、 思うんだけど、この物語も「中小企業のひたむきに働く労働者」感というのを 全面に押し出しているわけよ。それが解せないのだ。 小説家もそうなんだけど、政治家もマスコミも、
2007年04月16日00:05 カテゴリ書評/画評/品評Math 書評 - 算数の発想 初出2007.04.14; 週明けまで更新掲載 以下のように思っている方は、騙されたと思って本書を手にしてみて欲しい。 算数の発想 小島寛之 finalventの日記 - 朝日社説 高校生の学力 - 格差を放置するな それに、数学は普通社会人としては必要ない。 「数学」はとにかく、その前段階である「算数」は社会人として絶対に必要なことが納得できるから。 本書「算数の発想」は、「使える!確率的試行」の小島寛之が、あえて「算数」を再発見した本。数理経済学者として数学を縦横に操る著者が、あえて「算数的」に物事を解いて行く過程が面白い。 序章 個別的思考とフィクション感覚―「算数の発想」とは何か I 素朴な発想で、世界のなりたちを読みとく 「旅人算」から宇宙論へ―ものごとを相対的に見る発想 「ガウス算」から環
「オオカミ少年」とは、ハニカミ少年や、滑舌が悪くて、オオカミの少年ではない(言われなくても、わかっている)。「オオカミが来たぞ~」とウソをつく少年だ。いわゆる人騒がせな愉快犯。何度もウソをつくので、すっかり村人の信用を失い、ホントにオオカミが来たときに誰も信じてもらえなくなる童話。では、どのくらいウソをつくと、あの人はウソつきだという確信を抱くようになるのか。「ベイズ推定」を使った「オオカミ少年」シミュレータ。 「嘘つき、正直」と「ウソ、ホント」の数値は、それぞれの性向を表す。で、「オオカミが来ない確率」というのは、まわりくどい表現だが、「オオカミが来るぞ~」と言ったが、実際は「オオカミが来ない」場合の確率、結果的にウソをついたことになる(オオカミが来る、来ないかは乱数で決めるが、その度合)。グラフの縦軸は、嘘つきであると判断する「確信度」を表す。 で、何度かグラフを描いてみると、同じ数値
「1997年--世界を変えた金融危機」(竹森俊平著、朝日新書)を買いに行って、ついでに「反骨のコツ」(團藤重光著、伊東乾編)も買って来た。 前者は、日経ビジネスアソシエの連載コラムを「ナイトの不確実性」をネタに書くために買って来たもので、ほぼ期待通りに面白かった。 フランク・ナイトの意味での「不確実性」と「リスク」のちがいは、行動ファイナンス方面の論文では随分前から取り上げられているテーマで、この中間の「曖昧」と定義される状態も含めて、人間は不確実性が増すことを忌避する傾向が報告されている(筆者も「年金運用の実際知識」で取り上げた)。これを投資の理屈にごくストレートに応用すると、「ネグレクティド・ファーム・エフェクト」絡みの超過リターンの一部がこの効果で説明できよう。多くの人にとっても投資家本人にとっても何をやっているのか訳の分からない、誰もリサーチしていない銘柄は、大きなプレミアムを伴っ
3 散水専務 ◆CdszaR9XGA New! 2007/10/20(土) 20:49:18.39 ID:vDVBqsee 【トレーディングにおける7つの大罪】 ①すぐに損切りできないこと ②利益を勘定すること ③トレードの時間軸を変更すること ④より多くを知ろうとすること ⑤過度に自己満足に陥ること ⑥間違った勝ち方をすること ⑦正当化すること ※参考文献:オリバーべレス/グレッグカプラ著 デイトレード ロスカットの内そのほとんどは他愛のないものである、そのうちのいくつかはロスカットしなければ利益確定になっていたものも多いだろう。 しかし、ただの1回の大損がすべての資産を破滅させる、その為のロスカットである。 2007/10/20 散水専務 【業種別関連銘柄チャート】 【関連銘柄テーマ別】 【スイング注目株】 【材料・話題株】 【FXranking】 【株投資ランク】 【
今年は、サブプライムに端を発した世界不況のあおりで、年末の日経平均株価は5年ぶりに年初を下回った。しかし日米欧のチャートをよく見ると、最大の打撃を受けたはずのアメリカのダウ平均は年初に比べて7%上がっているのに、日経平均は11%も下がっている。この原因は、外人投資家が業績の低迷する日本株を売り、中国やインドに投資を移したためだといわれる。つまり日本経済の最大の問題は格差でもデフレでもなく、経済の衰退なのである。 この意味で政府の「成長力重視」という目標は正しいが、具体的な政策として出てくるのは、「日の丸検索エンジン」や「京速計算機」のような「官民一体でガンバロー」みたいな産業政策ばかり。この背景には、成長の源泉をもっぱら技術開発に求める発想があるようだが、最近の実証研究で注目されているのは「再配分の生産性」だ。別に新しい技術を開発しなくても、古い産業から新しい産業に人材を移し、グーグルの
忘年会で何キロ太っただろう。焼酎のビンはしばらく見たくない。 とにかくいくつもの忘年会でいろんな音楽業界の人間と話をしてきた。 流通、メジャー、インディー、マネージメント、小売、媒体など、それぞれポジションは違うが、みんな総じて「あきらめムード」である。 自嘲自虐なギャグもすべりぎみで、舐めあうには深すぎる傷を負っている。 2007年がどんな年だったか。音楽業界にとってはいよいよ冬の時代の本格到来である。 一昨年より去年の方が悪く、去年より今年の方が明らかに悪い。 冬の時代の到来、なんて書くとそのうち春が来そうだが、実際はそんなことはないだろう。 たまたま日の陰った不況というよりは、もっと構造的な問題、本質的な問題なような気がする。 だから本当は「死期を悟った」とでも書いたほうがいいかもしれない。 あるいは「終わりの始まり」とでも。 忘年会も一段落し、時間もある。ちょうどいい機会だ。(感傷
2007年07月17日06:00 カテゴリ翻訳/紹介Love 怠訳 - 女性諸君、もっと長くオーガズムを得る方法はこちら 元記事はこちら。 Rosecry ? Blog Archive ? Women- Here’s How You Can Have Longer Orgasms ご利用は計画的に;-) 欲張りな女の子たち、注目! もっと長く深くイキたくない?、コホン。正しい場所にようこそ。女性のオーガズムの平均が15秒から30秒しか続かないことを考えれば、キミたちの多くがイクことに関してちっとチートされたと感じるのもわかる。 もしオーガズムが30分もつづいたとしたらどうよ? その上波打つように余韻が1日中続くとしたら?そう80年代の性科学者二人が主張している。「拡張性的オーガズム術」(Extented Orgasm technique;ESO)だって。ずいぶんと大口をたたいているみたいだ
グーグルを訴えた広告主は、 クリック詐欺の被害額はとんでもなく多いと主張し、 調査会社も同調している。 しかし、グーグルは不満げだ。 正しいのはどちら? ●クリック詐欺訴訟の顛末 興味もないのに、ネット広告をクリックして広告費を発生させるクリック詐欺は、少なくとも英語圏では、検索会社にとって深刻な問題になってきた。 過大な広告費を請求したと訴えられたグーグルは、昨年、最大9000万ドルまで払うことで、集団訴訟した大多数の原告と和解している。日本円にすれば 100億円ほどの莫大な金額だが、和解に応じなかった原告側弁護士は、これは被害額の0・5パーセントに過ぎない、と言っている。 本来の被害額は、この200倍の一八〇億ドル、2兆円にのぼるというのだ。 想像しにくい大きな数字だが、ソニーの今年度の第2四半期連結売り上げ額が約2兆円。つまりこの原告側弁護士の主張に従えば、ソニーの四半期売り上げすべ
混迷を極めた2007年の相場を、ネット株ブームから始めた俺が独断と偏見によるランキングで振り返ってみました。相場全体が低調だった為に、これしかないと言う強い銘柄がほとんどなかったので、優良株は賛否両論かなりあると思いますがオマケということでご了承下さい。実際の騰落率よりも市場での話題性、材料のインパクトなどを重視しています。マイリスト ⇒ mylist/3264002株式分割調整が行われる前で、株価が正常でない銘柄マネーパートナーズ パイロットコーポ 象印マホービン この場を借りてお詫び申し上げます。株系コンテンツはマイノリティだと思っていただけに、この反響に正直驚いています。ありがとうございます。2008年版完成しました ⇒ sm5715379
会計・財務・税務・内部統制(J-SOX)・決算報告・株式公開(IPO)などの最新トピックスをやさしく解説! 新年あけましておめでとうございます 本年もよろしくお願いします。 今年1回目のエントリーは、朝日新聞だけが報じているこの記事より 『東証マザーズ上場のIT関連会社「アイ・シー・エフ」(現オーベン、東京)が04〜06年、計16の企業を合併・買収(M&A)した際、買収先企業の売上高を水増しするなどして価値を過大評価した疑いがあることが関係者の話でわかった。そうした企業を傘下に収めることになったアイ社の株価はこの間に最大で4.6倍に上昇したが、大半の企業はすでに売却されたり破産したりしている。大阪府警や証券取引等監視委員会は、アイ社関係者が株価のつり上げで利益を得る目的だった疑いがあるとみて捜査を進めている。 (中略) 関係者によると、04年12月に発表した広告会社「大阪第一企画
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