「エンジニアは技術が命」ではあるが、現実には英語力も求められている。近年ではTOEICスコアを重視する企業も多い。エンジニアとTOEICの関係、有効な試験対策、リニューアルでTOEICはどう変化したか。その点を探る。 ■キャリアアップにTOEICは不可欠 英語によるコミュニケーション能力の評価基準としてTOEICテスト(以下、TOEICとする)がある。テストはリスニング(聞き取り)とリーディング(読解)の2パートに分かれ、結果は10点から990点まで5点刻みのスコアで示される。1979年の開始以来、受験者数は年々増加し、2006年度の総受験者数は150万人を超えた。特に「IPテスト」と呼ばれる企業や学校で実施する団体受験において、受験者数が伸びている。