ぷ〜りゅりゅりゅりゅ〜と笑っちゃいそうなピッチの上昇音階を奏でながら京浜急行が赤い車体を揺らすと、「ベイビーどうしたい?そんなに夢中?」、そう、オッパイがつり革ギュッと握りしめた眼下から語りかけてきて、そいつを迷いなく周囲の目を気にすることなく凝視する僕はオッパイマイスター。冬は裸か厚着。中途半端なスタイルはノー。でもそれがしょこたん似のギザカワユスギャルで、ダウンジャケットの下が、長袖Tシャツみたいに薄着だったりすれば話は別。気分アッパー! で、ギャルの傍らに、あちらこちらに唾を吐いては、こちらが下手に出て趣味や特技を尋ねようものなら「趣味は〜寝ることっす。特技は体がやわらかいことっす」なんて言い放ちそうな、いかにも馬鹿っぽい男がいて、二人が指を前戯よろしく絡ませ、かたく手を握っているのを見つけてしまうと、ギャルは大宮か浦和あたりの信用金庫前で鼻クソを食べるブスに堕ちてしまうのだから、人