問題点を発見するということは非常に困難な作業であると思うことがあります。 以前、「研究とは、非常に限定された環境において発生する限定的な問題点を厳密に定義し、その事象に対して最適化した解決策を考えてまとめること」という話を聞いたことがあります。 お酒を交わしながらの半ば冗談での会話でしたが、納得できる部分もありました。 特定の環境における最適化がある程度溜まってくると、それらを組み合わせて実際の世界に近い環境での最適化が出来るようになります。 ただし、自分が設定した「限定された環境での問題点」が現実世界のピースとして存在し得ないようなものであれば、研究自体が研究のための研究になってしまいます。 しかし、現実世界のピースとして存在し得ないような超ニッチなテーマの方が色々とやりやすい面があるので厄介です。 (研究のための研究だと思っていた研究が、ある日突然脚光を浴びて光輝く事もあるので、結局何