■インフルピークを前に注意呼びかけ タミフルなどの抗ウイルス薬に耐性を持つH1N1型のインフルエンザウイルスが、県内在住の小学生2人から見つかった問題で、耐性ウイルスは関東のテーマパークから持ち込まれた可能性が高いことが、国立感染症研究所の報告で分かった。県内で拡大の兆候は今のところ見られないが、専門家はインフルエンザのピークを前に、注意を呼びかけている。(杉浦美香) ◇ 同研究所の報告によると、小学生2人は昨年11月に高熱を出し、山形市内の医療機関で診断を受けた。2人は同じ小学校に通っており、1人は発症の1、2日前に、関東地方のテーマパークに遊びに行っていたことが分かった。 耐性ウイルスは米国でも確認されており、遺伝子配列から、2人から検出されたウイルスは中国株と共通の祖先に由来する可能性が高いという。同研究所は「このテーマパークは海外からの客も多く、