2006年7月29日,国際大学GLOCOMにて,RGN(Research on Game design and Narrative。コンピュータ・ゲームのデザインと物語についての研究会)の第3回が開催された。今回のテーマは,コンピュータゲームにおける「プレイヤーという存在」について。 発表を行ったのは,フリーライターでゲーム評論サイト「intara.net」を運営する茂内克彦氏と,武蔵野大学現代社会学部 非常勤講師にして,ゲーム評論サイト「ゲームを語ろう」の管理人である増田泰子氏の両名。 茂内氏が「プレイヤーとプレイヤーキャラクターの関係性」という極めて基本的かつシンプルな箇所に論点を絞った発表を行ったのに対し,増田氏は,「プレイヤーとゲームルールの関係性」,そしてゲームプレイを社会的行動の一つとして捉えた場合にゲームを介してプレイヤー同士がどう関係しあうかという,ややマクロな視点からの考