今年で放映30周年を迎える『機動戦士ガンダム』。その生みの親である富野由悠季監督が、米ナショナル ジオグラフィック協会が支援する「Genographic Project(ジェノグラフィック・プロジェクト)」へ参加を表明した。 ジェノグラフィック・プロジェクトは、世界各国の人々のDNAを採取し、その特徴を調べることで、東アフリカで誕生した現生人類がどのような経路を経て、世界中に広がっていったのか、そのルートを検証するものだ。米ナショナル ジオグラフィック協会付き研究員であるスペンサー・ウェルズ博士がリーダーとなり、2006年から実施しているビッグ・プロジェクトである。DNA解析に参加した人は、自分の祖先がどのようなルートを通って、移住してきたのかを知ることができる。 富野監督がこのビック・プロジェクトに参加することになった。専用の綿棒を使い、頬の内側の粘膜から採取した富野監督のDNAサンプル