1月18日、中南米のボリビアで覚せい剤の原料であるコカの葉入りの栄養ドリンクが発売された。写真は栄養ドリンクを飲むロドリゲス生産開発相(右)ら(2011年 ロイター/David Mercado) [拡大写真] [ラパス 18日 ロイター] 中南米のボリビアで18日、覚せい剤の原料であるコカの葉入りの栄養ドリンクが発売された。同国では空腹や高山病の軽減のためにコカの葉をかむ慣習があるが、これに異を唱える国連を懐柔する狙いがある。 国連は1961年に締結された条約で、コカインやヘロイン、アヘンなどに並び、コカの葉も違法な薬物と認定している。 「コカ・ブリンコ」と呼ばれるこの新ドリンクの開発については、ボリビア政府も、コカの健康効果を奨励し合法的使用を進める重要な一歩と歓迎。発表会にはアチャコリョ農村開発・土地相も出席し、「この製品によって、コカの葉が健康的なものであると再確認したい。コカの