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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/SuzuTamaki (2)

  • SFとファンタジーの違い 〜テッド・チャンのばあい - らいたーずのーと

    S-Fマガジン 2008年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/11/24メディア: 雑誌 ■『SFマガジン』2008年1月号。テッド・チャンというアメリカSF作家の特集らしい。45ページ以下のエッセイ(特集の文章はすべて大森望訳)が面白い。タイトルは「科学と魔法はどう違うか The Difference Between Science and Magic」。テッド・チャンにとっての「科学と魔法」すなわち「SFとファンタジー」の違いについて言及した文章だ。 もちろん、科学と魔法という区分とSFとファンタジーという区分は必ずしも一致しない。しかし、少なくともテッド・チャンは、その両者の区分に関連性を見ているようだ*1。そのうえで、科学と魔法との違いを次のように説明する。  わたしの考える魔法と科学の質的な違いはこういうことだ。魔法の効力は、その行使者に依存する

  • ゼロ年代の本当の想像力・1 「セカイ系」の「解体」 - らいたーずのーと

    ■宇野常寛は、雑誌『SFマガジン』における連載「ゼロ年代の想像力」において、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に端を発した「引きこもり」思想と、それを継承した「セカイ系」という物語ムーブメントを「90年代の古い想像力」であるとし、切り捨てる。そしてゼロ年代のいまを突き進む想像力を「決断主義」であるとし、さらに、来るべき10年代をリードするための新しい想像力を、以降の評論*1において展開すると宣言する。とりあえず、「ゼロ年代の想像力」の要約としては、やや簡単すぎるかもしれないが、こんなものでいいだろう。 ■そのうえで、まずは、この宇野の主張に対する違和感から表明していきたい。それは、「セカイ系」が「90年代的である」とする主張だ。表面的なところから疑問を呈するのであれば、そもそも「セカイ系」という言葉が使われ始めたのは2002年頃、立派なゼロ年代である。さらに「セカイ系」の代表作品とされている

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