「立場を越える」。復興キーマンが語る被災自治体との協働ーRCF復興支援チーム 藤沢烈 東北復興新聞 7月20日(土)11時17分配信 ―釜石市でコミュニティ支援を進めていますが、市はどんな状況ですか? 2011年に、復興計画はできあがっています。人がどこに住み、住宅とイオンがいつできて、何を残すのかは決まっているわけです。計画を改める段階ではありません。むしろ、高齢化、過疎化、産業基盤が弱いといった震災前からの問題をどうするか。たまたま被災地なだけで、日本の多くの地域が抱えるものと同じ課題に、釜石市は向き合い始めています。 釜石の応援隊ということで「釜援隊」と名づけて、私の団体RCF復興支援チーム(以下RCF)経由で7人現地に支援に入っています。この夏からさらに7人加わり、14人体制で釜石を支えることになります。彼らは地域を担当する人と、観光や水産業といったテーマを担当する人に分かれ、