モルドバの首都キシナウの選挙対策本部で記者会見するマイア・サンドゥ大統領(2024年10月21日撮影)。(c)Daniel MIHAILESCU / AFP 【10月21日 AFP】モルドバで20日、大統領選と、欧州連合(EU)加盟の是非を問う国民投票が行われ、開票率90%の時点でEU加盟への反対票が過半数に達した。親欧州派のマイア・サンドゥ(Maia Sandu)現大統領はこれを受け、「モルドバの自由と民主主義に対する前例のない攻撃」だと語った。国民投票をめぐっては、ロシアによる介入への懸念が広がっていた。 サンドゥ氏は首都キシナウで記者会見し、「モルドバは、自由と民主主義に対する前例のない攻撃に直面してきた。きょうも、そしてここ数か月間ずっとだ」と主張。「犯罪集団がわが国の国益に敵対する外国勢力と共謀している」とし、「彼らの狙いは、民主的なプロセスを弱体化させることにある」と非難した。