企業システムのサーバOSとして数多く利用されている「Windows Server 2008」のサポート終了に伴い、そのクラウド移行先として優位に立っていたAmazon Web Services(AWS)に対し、Microsoft Azureがこの1年で逆転して引き離していることが分かった。なぜ、そうなったのか。 Windows Server 2008のサポート終了に向けた取り組みが奏効 「Azureが多くのお客さまに選ばれるようになってきた」――。日本マイクロソフトの平野拓也 代表取締役社長は、同社が先頃開いた事業戦略説明会でこう胸を張った。会見での説明は事業全般に渡るものだったが、その中で同氏は、Windows Server 2008が2020年1月14日に、SQL Server 2008も2019年7月9日に、同社の「サポートライフサイクルポリシー」に基づいてサポートが終了することに言