日本司法支援センター愛知地方事務所(法テラス愛知)は29日、弁護士に送るべき国選事件の関係書類を、誤って外部にファクス送信したと発表した。文書には強盗未遂事件の容疑者名や住所、容疑内容などが記載されていたという。 法テラス愛知によると、同事件の担当を予定していた弁護士が愛知県弁護士会に届け出ていたファクス番号に誤りがあったのが原因で、弁護士は既に容疑者に謝罪。誤送信先は法テラス愛知の要請を受け、書類を破棄したという。 法テラス愛知の男性職員が1月1日に、弁護士会が作成した名簿に基づいて書類をファクス送信したが「自宅に戻ったが書類が届いていない」と弁護士から連絡があり、誤送信が発覚した。 法テラス愛知は「今後は弁護士への事前連絡の際、送信先の確認を徹底する」としている。