9日午後11時ごろ、徳島県三好市池田町サラダのJR阿波池田駅の改札口付近で、同市内に住む県立高校3年の男子生徒(17)が突然、背後から来た男にナイフ(刃渡り約13・5センチ)で背中を刺された。高校生は近くの病院へ運ばれ、腰に全治1カ月以上の重傷。男は駅前でタクシーに乗り、現場から逃走した。 三好署は殺人未遂容疑で逃げた男の行方を追っていたが、付近住民の目撃通報をもとに署員が10日午前9時すぎ、犯人と服装などが似た不審な男の身柄を確保。犯行を認めたため、殺人未遂容疑で同市内の無職男(56)を逮捕した。 同署によると、高校生は東京での大学受験から岡山経由での帰宅途中で、特急列車から降りた直後だった。男については「まったく知らない」と話しているという。 男は犯行後、タクシーで現場から約4キロ離れた病院付近で降車した後、行方が分からなくなっていた。病院への通院歴があるという。 事件の第1発見者のJ