熊本ラーメンの老舗(しにせ)で関東にも店舗展開する「桂花ラーメン」(熊本市)が1日、熊本地裁に民事再生法を申請した。同社によると、負債総額は約12億6千万円。国内外で「味千ラーメン」を開く重光産業(同市)が支援する予定で、全13店は営業を続ける。 桂花は、1955年6月の創業。68年には熊本ラーメンとして初めて東京に進出して人気を呼び、九州ラーメンを全国区に育てる一翼を担った存在。その後も店舗を増やし、現在は県内に直営とのれん分けした計5店がある。さらに東京都と神奈川県にフランチャイズを含めて8店を抱える。 ピーク時の2004年前後には約12億円の売り上げがあった。だが、根強いラーメンブームのもと、関東を中心にしたライバルとの競争激化で経営が悪化。09年3月期の売り上げは9億6600万円に落ち込んでいた。 また、97年に熊本市の食品工業団地「フードパル熊本」に建設した食材の製造工場な