ゲルにITはあるか?──モンゴルで見たIT事情:山谷剛史の「アジアン・アイティー」(1/3 ページ) 多くの日本人にとってモンゴルは「草原で馬が駆ける」というイメージだが、人口100万人を超える大都会ウランバートルは高層マンションからモンゴル式住居「ゲル」に至るまでモンゴル中の建物がなんでも並ぶ。モンゴルの伝統的な住居といえば移動式「ゲル」だが、ウランバートルの街中にあるゲルには電気がきているものもある。いまやゲルでもITの導入は不可能ではないのだ。そんな新旧が入り混じるモンゴルの首都ウランバートルでIT技術はどのように利用されているのか。ウランバートルの中心部から住宅街まで散策してみよう。 歩き出してすぐ気が付くのが、いたるところで見かける“Canon”ロゴだ。このロゴのある家はどこでもキヤノンのデジカメやプリンタを販売している……、なんてことはない。日本とモンゴルは“超”がつくほどの友