政府とIAEAが郡山市で開く原子力の安全に関する国際会議を前に、開催に会議に抗議する市民グループが14日、福島市の県庁前でデモ行進し「原子力を推進する立場のIAEAが福島に進出することは許されない」などと訴えました。 福島市の県庁前で行われたデモ行進は、原発事故を受けて、すべての原発の廃炉を求めて県内の女性らが作った市民グループ「原発いらない福島の女たち」が主催したもので、福島県の内外からおよそ100人が参加しました。 参加者は横断幕やプラカードを掲げながら、およそ1時間にわたってIAEAが福島県に活動拠点を設ける方針であることについて、「原子力を推進する立場のIAEAが福島に進出することは許されない」などと訴えました。 グループの1人の黒田節子さんは、「原発を推進する立場のIAEAが福島に来る意味は何なのか、多くの人たちに一緒に考えてもらうためにデモ行進をしました」と話していました