時代が二つに分かたれました。震災前と震災後。新成人の皆さんは、震災後の希望を担う初めての大人たち。だから、特別におめでとうございます。
時代が二つに分かたれました。震災前と震災後。新成人の皆さんは、震災後の希望を担う初めての大人たち。だから、特別におめでとうございます。
朝日新聞の成人の日の社説「尾崎豊を知っているか」が話題だ。 きのう私はTOKYO FMの朝の番組で、発売した電子書籍「うそ社説」について語ってきた。当然「今日の社説の感想を」と聞かれたのだが、「素晴らしい。皆さんぜひ今日の朝日を買いましょう」と自分の本より先に告知してしまった。でもこういう日に呼ばれるなんて、いよいよ私はラッキーだ。 もともと成人の日の新聞は一年のなかでも読み応えがある。成人の日名物と言えばサントリーの広告。山口瞳の新成人に送るコラムが毎年かっこよかった。山口瞳亡き後も、私は成人の日の新聞を楽しんでいる。なぜなら「社説」があるから。 「社説」はエラい。常に上から目線。地球の裏側のことにも小言をいう。「遺憾である」「〜したい」「〜せよ」。でも特に問題解決にはならない。 そんな社説を私は「大御所の師匠だと思えば楽しめる」と「うそ社説」のまえがきで提案した。ああ、また師匠が何か御
1. ビジネスマンが日経を毎日読むのは、ピアニストが毎日音階練習をするのと同じ 私は、Twitterなどでたまに日経新聞などのメディアを批判することがある。最近、それが私をFollowしている私より若い人に悪影響を与えているんじゃないかという気がしたので、この記事を書くことにした。というのは、私が日経新聞の記事に関してTwitterで批判を書いたりすると、「だから日経は駄目だ」「日経を読むのは時間の無駄だ」という大量のRetweetが送られてくるのである。 いや、そんなことはないです。ビジネスの世界に身を置くつもりなら、日経やそれに類するものはちゃんと読まなきゃ駄目ですよ。別に私は日経の回し者じゃないので、WSJでもFTでも日刊工業新聞でも良いけれど。 ビジネス界にいる人が新聞を毎日読むのは、言ってみれば、スポーツ選手が筋トレを毎日したり、ピアニストが音階練習を毎日したり、料理人が桂剥きを
漫画家になりたい孫 2011/05/07 朝日新聞 朝刊 ○相談者 60代 既婚 60代の女性です。 県立の進学校に通う高校1年の男子の孫は将来漫画家になりたいと、この1年、授業もうわの空らしいのです。入学時は350人中20番台の成績がどんどん下がりました。 教師の両親は高校時代は勉強させ、大学に入れて社会に送り出すのが親の勤めといい、孫は卒業したら大学へ行かずにアシスタントになり、漫画家の道に進みたい、帰宅後は描かせてほしいといいます。 スポーツ部から帰り、夜に漫画を書けば勉強はおろそかになりますが、大学に行かないからテストで良い点を取る必要がないといい、両親が自分の漫画家の夢を認めてくれないと、バトルをくり返しています。 祖母としては、孫の夢をかなえてあげたいが漫画家で食べていけるなどとうてい無理だと思います。貧乏でもいいから自分の思う道を進みたいという孫は何を言っても聞く耳を持たず、
母親の家は朝日新聞である。ふだんは毎日新聞なので、その違いに驚く。 朝日新聞には強い「指南志向」がある。 メディアが国民に進むべき道筋を提示するのはその本務であるから、異とするには当たらないが、三日ほど読んでいるうちに、だんだん腹が立って来た。 「無理でしょ、それは」というつぶやきがもれる。 今朝の新聞の一面は「できる子伸ばせ」という記事で、科学五輪のような「世界レベルへ選抜合宿」している「できる子」たちの様子が報告されていた。 いったいなぜこのような記事が一面トップに置かれるのか。 その理由については何も書かれていない。 国産のトップアスリートやトップアーティストやトップスカラーを大々的に顕彰することは国民全体の士気を鼓舞することになるという信憑がおそらく定着しているせいだろう。 けれども、ジャーナリスト諸君はその「チアーアップされる感じ」をご自身で実感されているのであろうか。 私はされ
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