斎藤佑樹の背番号は「18」。他チームで同じ番号だと、田中将大(楽天)、前田健太(広島)、涌井秀章(西武)などエースが多い 2010年、年の暮れ。世間は忘年会シーズンまっさかりである。そんな夜の居酒屋ゲタ箱で、「俺のだ!」「私のだ!」と揉めている人たちを見たら、即ちそれは野球ファン。昭和の時代、銭湯のゲタ箱で長嶋の「3」を奪い合ったというこの国の奇習は、21世紀となった今にも連綿と受け継がれているようで、この時期「わがチームの今年の総括と来季の展望」と銘打った忘年会が行われる居酒屋では、札取りの光景も頻繁に見られたり、見られなかったり。 札の数字は、即ち背番号。1、3、7、24、31、44、51、55、78……数字を挙げれば、あの選手の面影が浮かぶように、背番号は選手にとっての“第二の顔”のようなもの。車のナンバーや携帯番号、メールアドレス、銀行口座に馬券にナンバーズに、子供の名前に、引退後
![プロ野球ファン最大の関心事!?背番号をめぐる悲喜こもごも。(村瀬秀信)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b622b72ac7c3210da010d929d18441b361f780db/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F0%2F9%2F-%2Fimg_09293dd93fcbbc21adc871e549429916316219.jpg)