ぼくは一年ほど前に血液のガンであることが判明した。 背骨に腫瘍が転移して骨を溶かし、みんなの想像を三段跳びしたような激痛があったことと、腫瘍が脊髄の神経を圧迫したことにより下半身が麻痺してしまい自殺を考えた。 ぼくと同じ状態になった人でまったく自殺を考えない人はいないのではないかと思ったりする。もしいるなら爪の垢がほしい、またいずれ骨に転移したときにその爪の垢を煎じて飲みたい。 現在は治療のおかげで痛みはなく生活していて、走ったりジャンプしたりなどはできないけど、車イスも杖も使わずにとくに不自由なく生きている。 しかしぼくの血液ガンは完治することはできず、医師からは3年から5年ぐらいは生きられると告げられた。 こういうことを言うと“死なないでください!”とか“奇跡は起きますから!!”など根拠のない励ましを言ってくる人や、“明けない夜はないですよ。”とか“ありのままでいいんですよ。”などJ-