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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/nanari (2)

  • 2008-01-19 - 七里の鼻の小皺

    一目で、誰もが恋してしまう鳥居みゆき。はじめてみたとき、批評的な判断を忘れた。事後的に(恋した後で)、これがヒステリーの問題なのだと分かる。2chなどで繰り返される、これが擬態(詐病)か否かという議論は、したがって意味をなさない。擬態こそが、ヒステリーの力だからである。そして鳥居みゆきの美しさは、その芸にとって必然的な要素であることが分かる。ヒステリーは、みられることによって成立する病だから(鳥居の対話芸は、いかに精神分析的にみえようとも、依然としてきわめてシャルコー的なものだ)。彼女は美しいから病んでいるのでも、病んでいるから美しいのでもない。美しさを病んでいるのだ。●この病が、彼女の卓抜な演技力に支えられていることは、ほとんど疑いがない。「麻衣子」(http://jp.youtube.com/watch?v=OsyS0te5zJU)にせよ「数子」(http://jp.youtube.c

  • 七里の鼻の小皺 お笑いについて

    時間が過ぎていく。昨年は、ちいさなちいさな学位を、ひとつ手にした。なんだかんだと言いながらぼくも、「澄ませば座れた椅子」(イルリメ)の座り方のひとつを、覚えようとしているのだろうか。しかし、少なくとも内面的には、そう単純ではなかった。大学や社会と、自分との間の齟齬に対して感じてきた愛憎は、まったくそういう風ではなかったのだ。どの程度に「うまくやれるか」という関心と同じくらいには、この齟齬から汲み取れるはずの何かを、ぼくは愛しているのだと思う。 いつもよりもさらにオセンチに始まった七里の鼻の小皺、今回はM-1の感想から派生した、ひとつの青春論です。 ■笑いの忌明けのために 2006年M-1グランプリ決勝での、POISON GIRL BANDの変調(ただの緊張でもあるのだろうけれど、それにしても、彼らにしては不用意に言葉が多すぎた)に大きなショックを受けて、しばらくひどく深刻な気持ちにつか

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